レポート問合せ
レポートに含めるレコードを選択します。セキュリティ・フィルタを適用できます。これによって、ユーザーには各自の役割に基づいて参照を許可されているデータと、割り当てられている調整のみが表示されます。レポート問合せにセキュリティ・フィルタを適用するには、問合せのWHERE CLAUSE文の最後に次の構文を追加します:
Close Manager問合せ:$CM_SECURITY_CLAUSE$
セキュリティ・フィルタを適用したClose Manager問合せのサンプル: SELECT Task_name FROM fcc_tasks WHERE schedule_id = ~Schedule~ AND $CM_SECURITY_CLAUSE$
セキュリティ・フィルタを適用したClose Managerr問合せのサンプル: SELECT Task_name FROM fcc_tasks WHERE schedule_id = ~Schedule~ AND $CM_SECURITY_CLAUSE$
Account Reconciliation Manager問合せ: $ARM_SECURITY_CLAUSE$
注意:
Oracle Hyperion Financial Close Managementに付属している事前定義の問合せの多くはセキュリティ・フィルタが適用されているため、独自の問合せを作成する際にこれらを例として使用することができます。
ヒント:
設計中のレポートにパラメータが含まれる場合は、レコードを表示しない、またはすべてのレコードを表示するようにレポートを設計できます。それぞれの例を次に示します。これらの例では、頻度が"毎月"の期間のリストが表示されるレポートを実行する必要があると想定しています。
パラメータ問合せ: Select frequency_id, frequency_name from arm_frequencies
レポート問合せ、オプション1: (ユーザーが頻度の値を指定しない場合、期間は返されません):
Select p.period_name from arm_periods p, arm_period_frequencies pf where p.period_id = pf.period_id and pf.frequency_id = ~FREQUENCY~
レポート問合せ、オプション2: (ユーザーが頻度の値を指定しない場合、すべての期間が返されます):
Select p.period_name from arm_periods p, arm_period_frequencies pf where p.period_id = pf.period_id and pf.frequency_id = coalesce(~FREQUENCY~,pf.frequency_id)
2番目のオプションでは、coalesce()
関数はリストの最初のnull以外の値を返します; したがって、FREQUENCYがnullのときは、pf.frequency_id
を返すことになり、その場合、条件は必ずtrue(pf.frequency_id = pf.frequency_id
)なので、すべてのレコードが返されます。