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Oracle® Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition管理者ガイド

E79715-02
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JavaScriptを使用したドリル・スルー

URLではなくグラフィカル・ユーザー・インタフェースにドリル・スルーできるJavaScriptベースのドリル・スルーを指定できます。これを行うには、スクリプト・エディタでスクリプトを記述してカスタム・スクリプト・ディレクトリに格納します。

ドリル・スルーのJavaScriptはソース・アダプタに関連付けられます。ソース・システムで"http URL"のかわりに"#javascript"を指定して、ドリル・スルー・リンクからJavaScriptを呼び出します。httpドリルURLのようなコンテキスト・パラメータをJavaScript関数に渡すこともできます。

JavaScriptを使用したドリル・スルーを追加するには:

  1. 「設定」タブの「登録」で、「ソース・システム」を選択します。

    ソース・システムの設定を参照してください。

  2. JavaScriptベースのドリル・スルーのソース・システム・ファイルを選択します。
  3. 「詳細」セクションの「ドリル・スルーURL」#javascriptと入力します。
  4. 「保存」をクリックします。
  5. 「設定」タブの「スクリプト」で、「スクリプト・エディタ」を選択します。
  6. 「スクリプト・エディタ」で、「新規」をクリックします。
  7. 「スクリプト・オプションの作成」ウィンドウの「スクリプト・タイプ」で、「ドリル」を選択します。

    注意:

    ドリル・スルー・スクリプトを作成できるのはJavaScriptに基づく場合のみであるため、「テクノロジ」ドロップダウンは「Javascript」です。

  8. 「ファイル名」にスクリプトの名前を入力します。
  9. 「OK」をクリックします。
  10. 「ターゲット・アプリケーション」で、このドリル・スルー・スクリプトのターゲット・アプリケーションを選択します。
  11. スクリプト・エディタでカスタム・スクリプトのコードを作成します。

    JavaScript関数の名前がファイル名と同じであることを確認してください。

    次に例を示します。

    function main($ATTR1$,$ATTR2$){
    var ledger_id = $ATTR2$;
    var currency = $ATTR1$;
    var resp_id = 300;
     if(ledger_id==1)
      resp_id = 100
    else if(ledger_id ==2)
      resp_id = 200
    alert('Currency:' + $ATTR1$);
    alert('ledger_id:' + ledger_id);
    var url = 'http://machinename.us.oracle.com:6362/OA_HTML/RF.jsp?function_id=1045073&CALLING_PAGE=FDM_DRILLDOWN&resp_appl_id=&resp_id=&SOB_ID=1&LED_ID='+ledger-id+'&fdm_per=Jan-03&fdmccid=13098&fdm_currency+'+currency+'fdm_balance_type=A
    alert('url:' + url);
    window.open(url);
    }

    イメージはドリル・スルー・スクリプトで使用されるJavaScriptを示します。
  12. 「保存」をクリックします。
  13. 「設定」タブの「登録」で、「ソース・アダプタ」を選択します。

    ソース・アダプタの操作を参照してください。

  14. 「ソース・アダプタ」で、「ドリルURL」タブを選択します。
  15. 「ドリルURL」タスク・バーで、「追加」を選択します。

    「ドリルURL名」、「ドリルURL」、「要求方法」および「ドリルURLプロンプト」のエントリ・フィールドが表示されます。


    イメージは「ドリルURL」タブを示します。
  16. 「ドリルURL名」に、ドリル・スルーURLのユーザー定義名を入力します。
  17. 「ドリルURL」に、ドリル・スルーの関数名を入力します。

    関数名とファイル名を同じにする必要があります。

    たとえば、main($ATTR1$,$ATTR2$)と入力します。

  18. 「ドリルURLプロンプト」に、ドリルスルー・プロンプト用のユーザー定義プロンプトを入力します。
  19. 「保存」をクリックします。

    ワークベンチからドリルダウンすると、指定されたURLを使用して新規ウィンドウが起動されます。