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Oracle® Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition管理者ガイド

E79715-02
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JD Edwardsと統合するためのODIの設定

JD Edwardsと統合するためにODIを設定するには:

  1. JD Edwards EnterpriseOneデータ・アクセス・ドライバ(DAD)をダウンロードします:

    1. マイ・サポートで、https://support.oracle.com/epmos/faces/PatchHome?_adf.ctrl-state=14et4iaabz_9&_afrLoop=500286860066687をクリックします

    2. 「パッチと更新版」タブを選択してから「JD Edwardsパッチ」を選択します。

    3. 「JDEdwards」に、EnterpriseOne Tools Releasesと入力します。

    4. 「リリース」で、「すべてのリリース」を選択します。

    5. 「プラットフォーム」で、複数プラットフォームを選択します。

    6. 「説明」 (*text*)で、*Data Access Driver* と入力します。

      ワイルドカード検索であるため、アスタリスクを含めます。

    7. 「ライセンス契約」チェック・ボックスを選択します。

    8. 「検索」をクリックします。

    9. プラス記号(+)をクリックし、Tools 9.1,*データ・アクセス・ドライバをダウンロード・バスケットに追加します。

    10. アイテムのハイパーリンクをクリックし、ツールのリリース固有アイテムをダウンロードします。

  2. DADドライバをコピーするには:

    DADドライバの拡張子は.parですが、解凍はできません。

    1. アーカイブ・ファイルを一時ディレクトリに解凍します。

    2. JARファイルDADriver_EAR.jarを抽出(解凍)します。

    3. DADriver_EAR.jarから抽出した内容を、EPM_MIDDLEWARE_HOME\odi\odi_miscディレクトリにコピーします。

      通常、EPM_MIDDLEWARE_HOMEC:\Oracle\Middlewareです。

  3. JD Edwardsシステム管理者に次のファイルを提供するよう依頼します:

    • jdbj.ini

    • jas.ini

    • jdelog.properties

    これらのファイルは、JD Edwards Server Managerを使用してJD Edwards EnterpriseOneデータ・アクセス・ドライバを登録すると生成されます。

  4. JDEアプリケーション・サーバーからEPM_MIDDLEWARE_HOME\odi\odi_miscディレクトリにjas.iniファイル、jdbj.iniファイルおよびjdelog.propertiesファイルをコピーします。

    通常、EPM_MIDDLEWARE_HOMEC:\Oracle\Middlewareです。

  5. jas.iniファイルのセキュリティ・サーバーが正しく設定されていることを確認します。

  6. 次のようにして、jdbj.iniファイルを確認して編集します:

    1. JD EdwardsアプリケーションのデータベースがOracleの場合は、tnsnames.oraファイルの場所を更新します:

      たとえば、jdbj.iniファイルのtns= C:\Oracle\Middleware\user_projects\config\dbclient/tnsnames.oraを変更します。

      スラッシュまたは円記号(バックスラッシュ)を使用できます。

    2. {JDBj-BOOTSTRAP SESSION]スタンザとパスワード値を暗号化します。

      スタンザに変更がない場合、更新する必要はありません。

    3. .INIファイルのパスワード暗号化を変更するには、サーバー・マネージャを使用します。

    4. [JDBj-RUNTIME PROPERTIES]スタンザにある次のパラメータ値を設定します:

      resultSetTimeout=-1
      transactionTimeout=-1
      usageExecutionThreshold=20000
      usageResultSetOpenThreshold=120000
      usageTracking=false
      msSQLQueryTimeout=1800000
    5. tnsnames.oraファイルを編集します。

      tnsnames.oraエントリが存在する場合は、コピーして名前を変更します。

      tnsnames.oraファイルには、次のようにJDEサーバーへの参照を含める必要があります。

      jra91dl =
        (DESCRIPTION =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = dene1lx7.us.oracle.com)(PORT = 1530))
      
          (CONNECT_DATA =      
            (SERVER = DEDICATED)
            (SERVICE_NAME = jra91dl)
          )
        )

      tnsnames.oraファイルはC:\Oracle\Middleware\user_projects\config\dbclient/tnsnames.oraにあります。

  7. jdelog.propertiesファイルを編集し、ファイル内のすべての参照で必要に応じてログ・レベルを設定します。

    本番環境では、重大なエラーのみがログ・ファイルにレポートされるよう、ログ・レベルはSEVEREに設定します。

  8. .logjdelog.propertiesでのファイル・パスをC:\Oracle\Middleware\user_projects\epmsystem1\tmpに変更します

    たとえば、ファイル内で見つかったすべてのインスタンスで、FILE=C:\Oracle\Middleware\user_projects\epmsystem1\tmp/at9062056.log と指定します。

  9. jdbj.iniファイルに指定されているサーバーにODIサーバーからアクセスできることを確認してください。

    これを行うには、コマンドラインからサーバーにpingを発行します。

  10. 環境変数JAVA_HOMEおよびTEMPが正しく設定されていることを確認します。

    JAVA_HOMEは環境変数であり、C:\Oracle\Middleware\jdk160_35\bin下のjava.exeを指しています

    TEMPはユーザー変数であり、%USERPROFILE%\AppData\Local\Tempを指しています。

    環境変数を設定するには、マシンの再起動が必要な場合があります。

  11. JDE Tools 9.1.2または9.1.3を使用する場合、次のディレクトリからスクリプトcopyfilesJDE912.bat / shを実行します。

    EPM_ORACLE_HOME \products\FinancialDataQuality\bin

    JDE Tools 9.1.4以降を使用する場合、EPM_ORACLE_HOME \products\FinancialDataQuality\binディレクトリからスクリプトcopyfilesJDE914.bat / shを実行します。

    スクリプトを実行すると、次のように表示されます:

    C:\Users\hitinstall>C:\Oracle\Middleware\EPMSystem11R1\products\FinancialDataQua
    lity\bin\copyfilesJDE914.bat
    
    "Copy required JAR Files"
    1 file(s) copied.
    1 file(s) copied.
    "Script completed successfully"
  12. JD EdwardsでMicrosoft SQL ServerまたはIBMデータベースを使用している場合は、JDBCドライバをダウンロードしてDOMAIN HOME/libディレクトリにコピーします。

    通常、これはC:\Oracle\Middleware\user_projects\domains\EPMSystem\libディレクトリです。

    データベース・プラットフォーム用のJDBCドライバのサポートされるバージョンは、JD Edwards Toolsのドキュメントを参照してください。

  13. jdbj.iniで次の情報を探し、tnsnames.oraファイルにあることを確認します。

    databaseType=O
    serverPort=1530
    name=System - 910
    database=jra91dl
    server=dene1lx7
    physicalDatabase=
    owner=SY910
    lob=true
    unicode=true

    特に、データベース名はtnsnames.oraファイルで参照されます:

  14. Oracle Data Integratorで、ODIエージェントを使用してJDEテスト接続を実行します。

    1. 「ODI Studio」から、「Oracle Data Integrator」を起動します。

    2. 「物理アーキテクチャ」「テクノロジ」「Oracle」の順に選択し、「JDE_Data_Server」を選択します。

      ローカル・エージェントではなく、ODIAgentを使用してJDEテスト接続をテストします。

    3. 「接続のテスト」をクリックします。

    4. 「接続をテストします」で、「OracleDIAgent」を選択して「テスト」をクリックします。

    5. 「物理アーキテクチャ」「エージェント」「OracleDIAgent」の順に選択して右クリックし、「テスト」を選択します。

      テストが成功すると、情報ウィンドウが表示されます。

    6. jdbj.iniファイルで"environment"を検索し、環境値を書き留めます:

      [JDBj-BOOTSTRAP SESSION]
      user=EOSVM
      password=ACHCJKEBHCJKBKEEGLDDFKBCLBCDBCGBDCMJMBPGKLNO
      role=*ALL
      environment=PY910
      
    7. 「ODI Studio」「トポロジ」「テクノロジ」「Oracle」の順に選択し、「JDE_DATA_SERVER」を選択します。


      イメージはODIのアーキテクチャ・ペインを示します
    8. 「定義」セクションで、次の値を指定します:

      1. 「ユーザー」で、JDE_USERと指定します。

      2. 「パスワード」で、JDE_USERと指定します。

    9. 「JDBC」セクションで、次の値を指定します:

      1. 「JDBCドライバ」で、JDBC Driver com.jdedwards.jdbc.driver.JDBCDriverと指定ます。

      2. 「JDBCパスワード」で、JDBC URL jdbc:oracle:enterpriseone://PY910;RMNEQN=1;enterpriseone.role=*ALLと指定ます。

      • JDBC Driver com.jdedwards.jdbc.driver.JDBCDriver

      • JDBC URL jdbc:oracle:enterpriseone://PY910;RMNEQN=1;enterpriseone.role=*ALL

    10. 「物理スキーマ」で、ユーザーのJDEを選択します。

      物理スキーマである2番目の(インデントされた)JDEサーバーを選択します。

  15. 変更を有効にするには、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionサービスを再起動します。

  16. JD Edwardsソース・システムのインポートを確認します。

    インポートが発生していなかった場合は、ソース・アダプタのインポートを参照してください。