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Oracle® Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition管理者ガイド

E79715-02
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バッチ定義の操作

バッチ定義を使用して、バッチ・ジョブとパラメータ、およびバッチに含まれるルールのタイプを定義します。バッチには1つのルールしか含まれません。有効なルールのタイプは次のとおりです:

注意:

バッチ定義を作成できるのは管理者のみです。

バッチ定義機能には次の3つの領域があります:

バッチ定義を追加するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。

  2. 「バッチ定義」要約セクションで、「追加」をクリックします。

    「バッチ定義」要約グリッドで空白の「名前」フィールドおよび「ターゲット・アプリケーション」フィールドを使用して、バッチ名または検索対象のターゲット・アプリケーションを入力します。

  3. 「バッチ定義」 詳細セクションで、「定義」タブを選択します。

  4. 「名前」で、バッチ定義の名前を指定します。

    名前には、英数字またはアンダースコアしか使用できません。空白や他の文字を入力しないでください。

  5. 「ターゲット・アプリケーション」から、ターゲット・アプリケーションの名前を選択します。

  6. 「タイプ」から、定義のルールのタイプを選択します。

    使用可能なタイプは次のとおりです:

    • メタデータ

    • データ

    • バッチ

    • オープン・バッチ - ファイル・ベースのデータ・ソース

    • オープン・バッチ複数期間 - 開始期間および終了期間を含むファイル・ベースのデータ・ソース。

    「オープン・バッチ」タイプは、ファイルベースのデータ・ソースのみで使用できます。このタイプにはバッチ・ジョブは含まれません。このタイプのバッチを実行すると、プロセスが、openbatchディレクトリからファイルを自動的に読み取り、ファイル名に基づいて適切なPOVにインポートします。「オープン・バッチ」を実行すると、マスター・フォルダが空になります。

  7. 「実行モード」から、バッチ処理方法を選択します。

    • シリアル - ファイルは順に処理され、1つのファイルのプロセスが完了するまで、次のファイルのプロセスは開始されません。

    • 並列 - ファイルは同時に処理されます。

  8. 並列モードで実行されるバッチ処理については、次のフィールドを指定します。

    • 完了の待機 - 「待機する」を選択すると、バッチ処理が終了したときに制御が返されます。

      「待機しない」を選択すると、バックグラウンドでバッチを実行します。この場合、すぐに制御を返します。

    • タイムアウト - ジョブの最大実行時間を指定します。Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionはジョブの完了を待ってから制御を返します。

      「タイムアウト」には秒数または分数を指定できます。数値を入力してから、S (秒)またはM (分)を入力します。

  9. 「オープン・バッチ」タイプの「オープン・バッチ・ディレクトリ」inbox\batches openbatchの下にフォルダを指定します。ここに、インポートされるファイルがコピーされます。このフィールドが空白またはnullの場合、inbox\batches\openbatch内のすべてのファイルが処理されます。

  10. 「オープン・バッチ」の「ファイル名セパレータ」で、オープン・バッチ・ファイル名の5つのセグメントを区切るために使用する文字を選択します。

    オプション:

    • ~

    • @

    • ;

    • _

  11. 「データ・ルールの自動作成」を選択すると、ファイルベースのデータ・ロードのためにデータ・ルールが自動的に作成されます。

    注意:

    「データ・ルールの自動作成」オプションは、ルール・タイプが「オープン・バッチ」の場合に使用できます。

    FDMEEがデータ・ルール名を割り当てるとき、"Location_Category"という名前のデータ・ルールが存在するかどうかを確認します。この名前が存在しない場合、FDMEEは次のファイル命名規則を使用してデータ・ルールを作成します:

    • ルール名 — Location_Category

    • 説明 — 自動的に作成されるデータ・ルール

    • カテゴリ — カテゴリ

    • ファイル名 — Null

    • モード — 置換

  12. オプション: 「説明」フィールドで、バッチ定義の説明を入力します。

  13. 「保存」をクリックします。

  14. オプション: 「バッチ・グループ」で、バッチに関連付けるバッチ・グループを選択します。

  15. オプション: 「バッチ前スクリプト」に、バッチの前に実行するカスタム・スクリプトの名前を入力します。

    イメージは「検索」アイコンを示しますをクリックして、「選択」画面でカスタム・スクリプトを参照して選択するか、アップロードできます。

    カスタム・スクリプトはJythonまたはVisual Basicスクリプトで記述できます。

  16. オプション: 「バッチ後スクリプト」に、バッチの後に実行するカスタム・スクリプトの名前を入力します。

    イメージは「検索」アイコンを示しますをクリックして、「選択」画面でカスタム・スクリプトを参照して選択するか、アップロードできます。

    カスタム・スクリプトはJythonまたはVisual Basicスクリプトで記述できます。

  17. 「保存」をクリックします。

バッチ定義のパラメータを追加するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。

  2. 「バッチ定義」「バッチ定義の詳細」で、「パラメータ」タブを選択します。

  3. 「パラメータ」で、「ソースからインポート」を選択すると、ソース・システムからデータがインポートされて必要な変換が実行され、FDMEEステージング表にデータがエクスポートされます。

  4. 「ターゲットにエクスポート」を選択すると、データがターゲット・アプリケーションにエクスポートされます。

  5. 「POV期間」を選択して、POV設定に基づいた期間パラメータを導出します。

    「POV期間」を選択すると、期間キーの「開始期間」および「終了期間」は無効になります。

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

    バッチを設定する場合は、期間を派生させるPOVを選択するか、期間を明示的に入力します。POVを選択すると、「システム」、「アプリケーション」または「ユーザー」設定の「デフォルトPOV期間」設定から取り出されます。

  6. 「開始期間」および「終了期間」で日付を指定し、データを処理する期間パラメータを導出します。

    ロケールのロケール設定に基づいた日付形式を使用します。たとえば、MM/DD/YYという形式を使用して日付を入力します。

    「開始期間」および「終了期間」を選択すると、「POV期間」フィールドは無効になります。

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  7. 「インポート・モード」ドロップダウンで、期間全体のデータをすべて一度に抽出するモードか、期間中にデータを徐々に抽出するモードのいずれかを選択します。

    オプションは次のとおりです:

    • スナップショット - 期間全体について選択したソース・セットをすべて抽出します。

      スナップショット・モードの次の動作に注意してください:

      • 選択した期間のソース・データが実行されていない場合、データはソースから抽出されます。

      • 選択した期間のソース・データが実行されている場合、データはソースからではなく、FDMEEステージング表から抽出されます。これは、ユーザーに同じEnterprise Resource Planning (ERP)ソースから抽出するロケーションが2つある場合、データはソースから1回のみ(初回のみ)抽出されるということです。

        たとえば、選択した期間のデータをOracle E-Business SuiteからOracle Hyperion Financial Managementにロードしたが、同じソースおよび期間についてARMへの統合を実行する場合、データはソースから初回のみ抽出されるため、インタフェース表のデータを使用します。この結果、その後のデータ・ロードのパフォーマンスが大幅に向上します。最初の抽出に最も時間がかかり、その後の抽出は速くなります。

    • 増分 - 前のデータ抽出後に追加されたレコードを抽出します

    • 完全リフレッシュ - ソース・システムからのクリーン抽出を実行し、その結果、指定したソース元帳(またはビジネス・ユニット)およびソース期間の、該当するFDMEEステージング表内の既存のデータ行をクリアします。

      複数期間を使用するオープン・バッチのファイル名を定義する場合、10~Filerule~Jan03~Mar03~FR.txtのように、開始期間および終了期間をファイル名に指定します。

      単一期間を使用するオープン・バッチのファイルを定義する場合、10-OBFilerule-Jan03-FR.txtのように、期間をファイル名に指定します。

      注意:

      インポート・モードのオプション(スナップショット、増分および完全リフレッシュ)は、標準インポート・フォーマットを使用するロケーションでデータ・ルールに対してのみ適用できます。ソース・アダプタ・インポート・フォーマットが設定されたロケーションのデータ・ルールでは、常に完全データ抽出(完全リフレッシュに類似)が実行され、データは直接TDATASEG_T表に移入されます。

    注意:

    Account Reconciliation Manager (ARM)でデータ・ロードを完全リフレッシュモードで実行する場合は、データがあるすべてのロケーションを選択してください。そうしないと、ARMで選択されていないロケーションのデータがFDMEEには含まれ、ARMには含まれないことになります。その結果、FDMEEの内容とARMの内容に不一致が生じます。

    注意:

    E-Business SuiteおよびFUSIONのソース・インポートでは、リリース11.1.2.2からのアップグレード後でエクスポート前にデータ・ロード・ルールの完全リフレッシュが必要です。

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  8. 「為替レートの抽出」を選択して、為替レートを抽出します。

    通貨の処理方法を参照してください。

    (このオプションはファイル・ベースのソース・システムには適用されません)。

  9. Oracle EssbaseまたはOracle Hyperion Planningアプリケーションの場合、「エクスポート・モード」ドロップダウンで、データをエクスポートするモードを選択します。

    Planningアプリケーションの場合、「エクスポート・モード」ドロップダウンから、データをエクスポートするモードを選択します。

    EssbaseまたはPlanningアプリケーションのオプション:

    • STORE_DATA

    • REPLACE_DATA

    • ADD_DATA

    • SUBTRACT_DATA

    • OVERRIDE_ALL_DATA

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  10. EssbaseまたはPlanningアプリケーションの場合、「エクスポート・モード」ドロップダウンから、データをエクスポートするモードを選択します。

    Planningアプリケーションの場合、「エクスポート・モード」ドロップダウンから、データをエクスポートするモードを選択します。

    EssbaseまたはPlanningアプリケーションのオプションは次のとおりです:

    • STORE_DATA

    • ADD_DATA

    • SUBTRACT_DATA

    • OVERRIDE_ALL_DATA

    Financial Managementアプリケーションのオプション:

    • Accumulate

    • Replace

    • Merge

    このフィールドはデータ・ロード・バッチの場合のみ使用可能です。

  11. EssbaseまたはPlanningの場合、「プラン・タイプ」ドロップダウンから、アプリケーションのプラン・タイプを選択します。

  12. 「保存」をクリックします。

バッチ・ジョブを追加するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。

  2. 「バッチ定義」「バッチ・ジョブ」で、「追加」をクリックします。

  3. 「ルール名」に、バッチ・ジョブに関連付けられたルール名を指定します。

    「検索」ボタンを選択し、ルール名を検索して選択することもできます。

  4. 「ジョブ・シーケンス」で、バッチを逐次処理する順序を指定します。

  5. 「保存」をクリックします。