ファイルから調整に取引をインポートできます。たとえば、2012年7月の前払費用に関する10の請求書を、ソース・システムからフラット・ファイルにエクスポートします。Account Reconciliation Managerで、2012年7月の前払費用に関する調整に取引をインポートします。
取引のインポート・ファイルは、カンマ区切りのテキスト・ファイルです。最初の行には、取引コードなど、列のデータを識別する列見出しが含まれます。各取引を定義するために別々の行が使用されます。必須列は、「取引コード」および「オープン日」です。
通貨換算の影響を受けない有効な通貨バケットに対して金額と通貨を指定することもできます。フィールドは、通貨バケットを示す番号が含まれた「金額」および「金額 - 通貨」というラベル付きである必要があります。たとえば、「金額(1)」および「金額 - 通貨(1)」には、1番目の通貨バケットの金額と通貨を指定します。
換算されたバケットの金額または通貨を含める必要はありません。
これらの値をインポートしない場合、デフォルトの通貨コードを使用して金額が計算されます。
通貨を指定して金額を指定しないと、入力済の通貨コードを使用して金額が計算されます。
金額と通貨コードを指定すると、金額が計算済の換算金額と比較され、差異があれば、金額はオーバーライドとしてマークされます。
取引をインポートする場合、調整の取引にファイルの取引を追加するか、調整をファイルの取引で置き換えるかを選択できます。
「追加」を選択すると、ファイルの取引を取引に追加できます。
「すべて追加」を選択すると、ファイルの取引で取引を置き換えることができます。
注意: | この機能は、Financial Close Management 11.1.2.4.100 (パッチ20307212)でのみ使用可能です。新機能およびリリース11.1.2.4.100へのアップグレードの詳細は、My Oracle Support https://support.oracle.com/を参照してください。 |
使用可能な日付フォーマットのドロップダウン・リストから、日付フォーマットを選択します。日付フォーマットは変換されません。デフォルトで、日付フォーマットはエクスポートされたファイルの場所のロケールの日付フォーマットに設定されます。
例:
MM/dd/yyyy
dd/MM/yyyy
dd-MMM-yy
MMM d, yyyy
属性をインポートする際の検証ルール:
読取り専用属性は無視されます。インポートは成功します: 策定者に対して読取り専用になっている属性の値がインポート・ファイルに含まれる場合、策定者には、その属性値を使用して取引を作成する権限がありません。結果の取引では、ファイルに読取り専用属性の値が存在しても空白が表示されるため、値は無視されます。
Do_Not_Display属性は、「フォーマットに属性が割り当てられていません」というエラー・メッセージを戻します。インポート・ファイル内の属性の値が、策定者に対してDo_Not_Displayになっている場合、策定者には、その属性を使用して取引を作成する権限がないため、インポートが失敗します。
必須属性は、インポートするときには必須ではありません。必須属性が入力されていない場合でも、インポート(大量の取引がインポートされるため、バルク・アクションとみなされる)は成功します。ただし、ユーザーが個々の取引の更新を試行すると、保存する前に、必須属性を追加するよう求められます。
それ以外の場合、調整を送信するには、必須属性(インポートされなかったもの)を入力する必要があります。