FRExecute

FRExecuteは、Microsoft WordまたはHTMLドキュメントにFinancial Reportingレポートまたはレポート・セクションを埋め込みます。レポート、レポート・タイプ(動的またはスナップショット)を含めるか、グリッド、チャート、ページ、テキスト・ボックス、テキスト領域またはセルなどのレポート内の選択領域を指定できます。

構文:

FRExecute(ReportPath[Type={1,2};ComponentType={1,2};ComponentName={Grid1,Grid2,Chart1,Chart2,Chart3};Page={1,2,..;.}Cell=FRFormula}

ここで:

ReportPathは、レポート名を含むレポートのフルパスです。

Type1は動的レポートで、Type2はスナップショット・レポートです。

ComponentType1 (オプション)はグリッドで、ComponentType2 (オプション)はチャートです。

ComponenentName (オプション)は、グリッドまたはチャートの名前です。

Page (オプション)はページ番号です。

Cell (オプション)は、日付セルの式です。セルの構文は、cell=cell[row,col]またはcell=[row,col]です

注意:

レポートのサイズを制限するには、FRExecute関数をMicrosoft Wordのテキスト・ボックス内に配置します。

次の例では、動的な値を持つレポート全体が戻されます:

FRExecute(ReportName;Type=1)

次の例では、動的レポートのページ2が戻されます。

FRExecute(ReportName;Type=1ComponentType=1'ComponentName=Grid2;Page=2)

次の例では、動的レポートのすべてのページが戻されます:

FRExecute(ReportName;Type=1;ComponentName=Grid2)

次の例では、ページ2のデータ・セルが戻されます。ページが選択されていない場合は、最初のページのデータ・セルが戻されます。

FRExecute(reportFullName; Type=1; ComponentType=1;ComponentName=Grid2;Page=2; Cell=Cell[2,B])

または

FRExecute(reportFullName; Type=1; ComponentType=1;ComponentName=Grid2;Page=2; Cell=[2,B])

次の例では、ページ2のチャートが戻されます。ページが選択されていない場合は、すべてのページのchart1が戻されます。

FRExecute(reportFullName; Type=1; ComponentType=2;ComponentName=Chart1;Page=2)

注意:

HTMLドキュメントまたはWordドキュメントで、"FRExecute" (小文字、大文字または両方が混在したものを含む)はFRExecuteコマンドのキーワードです。FRExecuteは、ファイル・コンテンツまたはファイル名の一部として使用することはできません。

注意:

FRExecuteを含むMicrosoft Wordテキスト・ボックスにレイアウトを適用する際に、折返しスタイルの場合は「四角形」を選択でき、水平方向の配置の場合は「左」または「右」のみを選択する必要があります。