計算 | ユーザーが計算を実行するとき、計算ルールが実行されます。計算ルールを使用して、ディメンションの階層の自然な順序では計算できない計算を実行できます。たとえば、比率や期首残高を導出するための計算を作成できます。Calculate()ルーチンは、データの計算時や連結時に実行されます。 |
換算 | ユーザーが換算を実行するとき、換算ルールが実行されます。換算ルールを使用して、標準でない換算に関連する計算を実行できます。Translate()ルーチンは、データの換算時または連結時に実行されます。 たとえば、アプリケーションで、資産と負債の勘定科目の換算にはデフォルトのClosingRate、収益と費用の勘定科目の換算にはAverageRateをそれぞれ使用している場合には、純利益に関連した換算差の計算には別の換算レートを使用する必要があります。 Financial Managementは、次の場合に換算ルールを実行します。 |
連結 | ユーザーが連結を実行するとき、連結ルールが実行されます。連結ルールを使用して、法定アプリケーションで使われることが最も多い、標準ではない連結を実行します。Consolidate()ルーチンは、データの連結時に実行されます。 |
配賦 | 配賦ルールは、あるエンティティのデータをエンティティのリストに配賦します。たとえば、配賦ルールを使用して、他のエンティティの総管理支出に基づいたエンティティのリストの管理支出を計算できます。 |
入力 | 入力ルールは、親エンティティ・レベルでの入力を可能にします。エンティティ通貨の値ディメンションのみがサポートされます。子から親エンティティのエンティティ通貨値ディメンションへのコントリビューション値はロールアップされません。Parent.Childの組合せのコントリビューション値は保管されます。 |
NoInput | NoInputルールは、基本エンティティ・レベルでの入力を不可能にします。これにより、計算対象セルが予約されます。NoInputルールでNoInput関数を複数回使用して、連続していない複数のセルへのデータ入力を禁止できます。 NoInputルールには、次の制約事項とガイドラインが適用されます。 次のFinancial Management関数のみをNoInputルールでサポートします。 NoInput List 注意: NoInputルールでは、すべてのVBScriptメソッドがサポートされています。
List関数の場合、固定リスト、システム・リストおよび動的リストをサポートします。動的リストは、List関数がサポートするメタデータ属性を参照できます。 If...Then 構造は、メタデータ属性をテストできます。ただし、NoInputルールは、現在の視点のメンバーに対するテストをサポートしません。たとえば、If HS.Entity.Member = "CT"をテストできません。 NoInput関数をループで使用する場合は注意する必要があります。単純な文でもループで使用すると、何千ものセルがメモリーにロードされる可能性があるので、NoInputを含むループではパフォーマンスへの影響を確認する必要があります。
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動的計算 | 動的ルールを使用して式を定義し、勘定科目を動的に計算できます。基本勘定科目のみを動的に計算できます。親の勘定科目には動的ルールを使用できません。 動的計算ルールを作成するときは、次のことに注意してください。 等式の右側は、同じシナリオ/年/エンティティの組合せを参照する必要があります。これは、計算で前年度の値を参照できないことを意味します。 式の左辺では、動的勘定科目のみが有効です。 動的勘定科目は、式の右辺では使用できません。 式の左辺で使用できるのは、勘定科目とビューのみです。 ビューが指定されていない場合、計算はYTDおよび期別に対して実行します。ビューが指定されている場合、計算は、指定されたビューに対してのみ実行します。 HS.View.PeriodNumberは、HS.Dynamic計算で使用できる唯一のHS文です。 Sub Dynamicセクションの文はすべて、シーケンシャルに実行されます。
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取引 | 取引ルールは、内部取引をサポートするアプリケーション内の勘定科目を指定します。取引をサポートするセルは、データ・グリッドとデータ・フォームで読取り専用です。 |
エクイティ・ピックアップ | エクイティ・ピックアップ・ルールは、所有エンティティ、所有者エンティティおよび出資比率を指定します。 これは、Sub EquityPickupセクションの実行時のデフォルトの視点です: 現在のシナリオ、年および期間 エンティティ: 処理されるペアの所有者 値: <Entity Currency>
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オンデマンド | オンデマンド・ルールはデータ・フォームで使用され、計算のサブセットを実行して、結果をデータ・フォームで迅速に確認できます。Sub Calculate (他にはなし)で使用できるすべてのHS関数は、オンデマンド・ルールでも使用できます。 |