計算ルールが実行される回数は、ユーザーおよびその他の要素によって選択される計算コマンドによって異なります。
ルールを記述する前にこれらのセクションを注意してお読みください。値ディメンションの特定のメンバーにのみ起こる操作が目的である場合は、操作を実行する前にVBScriptのIf構造とMember関数を使用して現在のメンバーに対してテストを行う必要があります。If構造とMember関数の使用に関する手順および例については、条件付きルールを参照してください。 |
ユーザーがCalculateまたはForce Calculateコマンドを選択すると、Financial Managementでは、エンティティのデフォルト通貨(Entity Currency)の値メンバーと現在のエンティティ・メンバーの交差に対してアプリケーションの計算ルールが実行されます。エンティティのAllowAdjs属性がメタデータで使用可能である場合、Financial Managementでは、2度目のルールが実行され、エンティティのデフォルト通貨の調整(Entity Curr Adjs)を保管する値ディメンションのメンバーとエンティティの交差に対してルールが適用されます。
たとえば、Californiaという名前のエンティティのデフォルト通貨がUSDであり、そのAllowAdjs属性がメタデータで使用可能になっている場合、1度目はCaliforniaとUSDの交差に対して、2度目はCaliforniaとUSD Adjsの交差に対してというように、計算ルールは2度実行されます。