詳細説明

  • この関数は、親と子の間で関連する為替レートを計算し、値を乗数として戻します。この値は、TriangulationCurrencyパラメータに基づいて計算されます。

  • TriangulationCurrencyパラメータが有効な通貨ラベルの場合、クロス・レートはこの通貨に基づきます。

  • TriangulationCurrencyパラメータが空白(" ")の場合は有効な直接レートが検索され、検出されないときには、アプリケーションの通貨に対してトライアンギュレーションが使用されます。

  • レート値が見つからない場合は、関数により1が戻されます。

後続の表には、データの検索方法と、その検索が行われる順序が示されています。順序は、(1)のように、カッコで囲んだ数値で表されています。いずれの場合も、検索はまず子エンティティで行われ、データが見つからない場合に[None]エンティティから行われます。

次の表では、子の通貨または親の通貨がトライアンギュレーション通貨と同一であり、トライアンギュレーションが空白の場合には、アプリケーションの通貨と同一です。

表101. Rateの例 - トライアンギュレーション通貨と同一の場合

 

カスタム1ディメンションのレート

 

Parent

カスタム2ディメンションのレート

 

(2)

Parent

(1)

  

次の表では、トライアンギュレーションが指定されており、子と親のいずれの通貨とも同一ではありません。

表102. Rateの例 - トライアンギュレーション通貨と異なる場合

 

カスタム1ディメンションのレート

 

Parent

トライアンギュレーション

カスタム2ディメンションのレート

  

(2)

Parent

    

トライアンギュレーション

 

(1)

 

次の表では、トライアンギュレーションが指定されておらず、アプリケーションの通貨が子と親のいずれの通貨とも同一ではありません。

表103. Rateの例 - トライアンギュレーションが指定されていない場合

 

カスタム1ディメンションのレート

 

Parent

アプリケーション

カスタム2ディメンションのレート

 

(2)

(4)

Parent

(1)

   

アプリケーション

 

(3)