この関数は、親と子の間で関連する為替レートを計算し、値を乗数として戻します。この値は、TriangulationCurrencyパラメータに基づいて計算されます。
TriangulationCurrencyパラメータが有効な通貨ラベルの場合、クロス・レートはこの通貨に基づきます。
TriangulationCurrencyパラメータが空白(" ")の場合は有効な直接レートが検索され、検出されないときには、アプリケーションの通貨に対してトライアンギュレーションが使用されます。
レート値が見つからない場合は、関数により1が戻されます。
後続の表には、データの検索方法と、その検索が行われる順序が示されています。順序は、(1)のように、カッコで囲んだ数値で表されています。いずれの場合も、検索はまず子エンティティで行われ、データが見つからない場合に[None]エンティティから行われます。
次の表では、子の通貨または親の通貨がトライアンギュレーション通貨と同一であり、トライアンギュレーションが空白の場合には、アプリケーションの通貨と同一です。
次の表では、トライアンギュレーションが指定されており、子と親のいずれの通貨とも同一ではありません。
表102. Rateの例 - トライアンギュレーション通貨と異なる場合
カスタム1ディメンションのレート | ||||
---|---|---|---|---|
子 | Parent | トライアンギュレーション | ||
カスタム2ディメンションのレート | 子 | (2) | ||
Parent | ||||
トライアンギュレーション | (1) |
次の表では、トライアンギュレーションが指定されておらず、アプリケーションの通貨が子と親のいずれの通貨とも同一ではありません。