カスタム・ディメンションの作成

カスタム・ディメンション情報は、アプリケーション・プロファイルの一部として指定します。

カスタム・ディメンション表を開くと、アプリケーションの最初の2つのカスタム・ディメンションが自動的に表示されます。これらのカスタム・ディメンションは、通貨レートおよび連結メソッド情報に使用され、これらのディメンションのサイズを「大」にする必要があります。1つ目のディメンションは「通貨(元)」および連結メソッド情報に、2つ目のディメンションは「通貨(先)」の情報に使用されます。これら2つのエントリのカスタム・ディメンションに対して、ディメンション名(短い説明)とディメンション別名(長い説明)を指定できます。通貨に使用列のサイズまたは情報は変更できません。

次のガイドラインに従って、デフォルトのカスタム・ディメンションの他に、追加のカスタム・ディメンションを作成できます:

カスタム・ディメンションの最大数は、データベース・タイプと各カスタム・ディメンションのサイズによって異なります。

カスタム・ディメンションの最大数の計算方法はデータベース・タイプに関係なく同じですが、データベース・タイプは、使用可能な合計スペースの量を決定します。

物理カスタム列の合計数は、Oracle、Microsoft SQL ServerまたはIBM DB2データベースのカスタム・ディメンション・ストレージで使用可能な合計バイト数を決定します。

少なくとも2つのカスタム・ディメンションが必要です。3つ以上のカスタム・ディメンションの計算に使用する式は次のとおりです:

Migrating applications: 4xLD + 2xMD + SD <= MAXBYTES - 8
New applications: 4xLD + 2xMD + SD <= MAXBYTES

LD = 「大」のディメンション数、MD = 「中」のディメンション数、SD = 「小」のディメンション数。

MAXBYTES = 40 (Microsoft SQL Serverの場合)、168 (Oracleの場合)、800 (IBM DB2の場合)

実用的には、カスタム・ディメンションに「中」を使用することをお薦めします。

アプリケーションのライフタイムにおいて、128より多いメンバーを持つことが予想される場合、カスタム・ディメンションを「小」サイズとすることはお薦めしません。

アプリケーションのライフタイムにおいて、ディメンションに32,536より多いメンバーを持つ予定である場合のみ、カスタム・ディメンションに「大」サイズを使用することをお薦めします。

次の例は、カスタム・ディメンションのサンプルを示しています。

カスタム・ディメンション名カスタム・ディメンション別名カスタム・ディメンション・サイズ通貨に使用

Prod

Products

通貨(元)

Mkt

Markets

通貨(先)

Flows

BSFlows

N/A

Cust

Customers

N/A

カスタム・ディメンションを作成するには:

  1. 「カスタム・ディメンション」表で、「カスタム・ディメンションの作成」(+)ボタンをクリックするか、「アクション」「カスタム・ディメンションの作成」の順に選択します。

  2. 「ディメンション名」に、一意のディメンション名を入力します。

  3. 「ディメンションの別名」に、一意のディメンション別名を入力します。

  4. 「ディメンション・サイズ」に、次のいずれかのオプションを選択します: 「小」「中」または「大」

  5. 追加のディメンションを作成するには、これらの手順を繰り返します。