POWNまたはPOWNMIN連結メソッドの使用

出資比率計算プロセスでは、連結メソッド表の設定を使用して支配比率と出資比率の最終パーセンテージが計算され、連結比率と連結メソッドが自動的に割り当てられます。

EQUITYプロセスに対応する連結メソッドには、連結メソッド表のPOWNMINキーワードを使用します。POWNMINを使用すると、EQUITY企業に割り当てられる連結比率は、ステージングで実行される連結プロセスに使用される比率に対応します。

POWNMIN計算

POWNMIN = POWN + Sum of (Percent Minority of Entity Owners * Direct Percentage of Ownership in the Entity)

ここで、

例:

親エンティティGROUPはエンティティA、B、C、Dを子孫として持ちます(Aは持株会社です)。出資比率は次のように計算されます:

Dの(連結ロジック表による)出資比率はPOWNMINであるとします。

連結プロセスがステージングで実行された場合、POWNMINプロセスは次のようになります:

  1. 直接出資率を使用したDのBへの連結: 20%

  2. 直接出資率を使用したDのCへの連結: 20%

  3. それぞれの比率を使用したBおよびCのAへの連結: (80%および70%)

次のように計算されます。

Entity D’s Percent consolidation = 30% + (100% - 80%) * 20% + (100% - 70%) * 20% = 40%

このステージングされた連結プロセスを使用し、エンティティDは合計比率40%で連結されます。

下位持株会社BとCがAに連結されると、10%の少数株主持ち分がエンティティDの資本で計算されます。

POWN計算

ただし、連結がフラット階層で行われる場合は通常、その処理では最終出資比率(POWN)を資本企業の連結比率として使用します。この場合、Dのグループへの連結比率は30%になります。エンティティDからの資本では、少数株主持ち分は計算されません。

まとめると、