フロー勘定への転記

フロー勘定では、シナリオに指定されているルールに従って転記が行われます。管理者はアプリケーションにルールを定義するときに、内部取引を入力できるセルを定義します。管理者はシナリオごとに期間単位を定義し、PERファイルに定義されている有効な期間単位に基づいて、取引をサポートする期間を決定できます。月次シナリオで有効な期間単位は、MTD、QTD、HYTD、YTDです。これらを使用して、取引をサポートする期間の期間単位を指定することもできます。『Oracle Hyperion Financial Management管理者ガイド』を参照してください。

たとえば、四半期ごとに内部取引を入力するように設定されたシナリオでは、内部取引を入力できる月は3月、6月、9月、12月のみです。それ以外の月については、ユーザーは取引を入力せずにセルの金額を手動で入力する操作のみ行うことができます。ただし、四半期の月に入力する取引については、四半期の月だけではなく四半期の期間全体の取引をすべて入力します。たとえば、3月であれば、1月、2月、3月の取引を入力します。これで、取引をドリルダウンするとYTDの金額と一致します。