CellTextは、次のデータベース接続からテキスト・コンテンツを取得するテキスト関数です。

  • Financial Managementのセル

  • Planningのセルの注釈

  • Essbaseセルのリンク・レポート・オブジェクト(LRO)

    CellTextは、セル・ノートLROのみに適用されます。『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』を参照してください。

行、列、およびページ引数で、グリッド内の、リンクされたテキストまたはノートを含む交差を示します。

構文:

<<CellText("GridName", Row, Column, Page)>>

CellTextは、グリッドにセルが存在しない場合に、グリッドの通常のPOVでメンバー選択を上書きすることもできます。

構文:

<<CellText("GridName", Row, Column, Page, MembeOverride)>>

詳細は、MemberOverrideを使用したCellTextを参照してください。

引数

説明

GridName

グリッドの名前。この値は、引用符で囲まれている必要があります。

Row

グリッド内の行番号を表す数値。グリッド内の最初の行のインデックスは1、2番目の行のインデックスは2、これ以降同様に続きます。

Column

グリッドの列を示す文字。グリッド内の最初の列がインデックスA、2番目の列がインデックスB、以降、順番に続きます。

Page

グリッドのページ・ディメンション・インデックスを表す数値。グリッド内の最初のページ・ディメンションのインデックスは1、2番目のページ・ディメンションのインデックスは2、以降、同様に続きます。

MemberOverride

ディメンションの文字列で、CellText POVを上書きするために使用されるメンバー選択に対応します。MemberOverrideを使用したCellTextを参照してください。

AllRows/AllCols

すべての行または列の参照を許可するキーワードです。AllRows/AllColsを使用したCellTextを参照してください。

注:

行または列のパラメータが展開するセグメントを参照している場合は、一番左上の展開されたセルが使用されます。範囲の表記法を使用すると、任意の展開されるセルが参照できます。

例:

最初のページ・ディメンションにあり、グリッドの行21、列Bのセルにあるリンク・テキストのあるレポートを作成します。

<<CellText("mygrid",21,B,1)>>

ヒント:

実行時の行と列を表示するには、「表示」「Webプレビューの行と列のヘッダー」の順に選択し、「Webプレビュー」をクリックして、レポートをプレビューします。

注:

CellTextは、テキスト・ボックス・オブジェクト、ヘッダー、フッターなどではなくグリッド・セル内で使用された場合は、Currentキーワードのみをサポートします。テキスト関数でのCurrent/Curキーワードの使用を参照してください。