データ問合せ最適化オプションの設定

グリッドで作業しているときに、データ問合せの最適化オプションを設定して、指定したデータ問合せの効率を最適化できます。

データ問合せはマルチディメンショナル・データベース接続から1つ以上の値を抽出するので、データ問合せ最適化設定を使用すると、このプロセスの処理速度を向上するのに役立ちます。

たとえば、サーバーで非表示オプションを指定し、EssbaseのSPARSEコマンドを含めるかどうかを指定できます。このコマンドは、ディメンション・メンバーのすべての組合せにデータが存在する可能性が低い場合に使用します。たとえば、データの交差が空である場合、ディメンションは疎です。

注意:

最適化オプションを適用する際は、MDX(マルチ・ディメンション式)を使用してグリッド・ベースまたはレポート・スクリプトのEssbaseデータ・ソースを問合せできます。

データ問合せの最適化オプションを設定するには:

  1. グリッドを含んでいるレポートを開くか作成します。

  2. 「タスク」「データ問合せ最適化設定」の順にクリックします。

    注:

    「データ問合せ最適化設定」ダイアログ・ボックスに表示されるオプションは、使用しているデータベース接続のタイプによって異なります。たとえば、EssbaseSPARSEコマンド・オプションは、Essbaseが接続先データベースの場合にのみ表示されます。

    注:

    行を抑制する機能は、どのデータ・ソース(Financial Management、PlanningおよびEssbase)にも適用できます。このダイアログ・ボックスの他のすべてのオプションは、Essbaseにのみ適用されます。

  3. 行を抑制するサーバーを指定するには、「次の行を抑制」フレームで次のいずれかのオプションを選択します。

  4. レポートの問合せにMDX (マルチディメンショナル式)またはレポート・スクリプトのどちらを使用するかを指定できます。「Essbase問合せでMDXを使用」チェック・ボックスでは、次のいずれかの操作を実行します:

    1. レポート・スクリプト問合せを使用するには、チェック・ボックスを選択解除します。これにより、グリッドのドリル・スルーの表示設定が使用不可になります。

    2. Essbaseデータ・ソースの問合せにMDXを使用する場合は、チェック・ボックスを選択して(デフォルト)、問合せの実行方法を次から選択します:

      1. 「WITH MEMBERを使用して問合せを組み合せる」(デフォルト)。この方法では、MDX WITH MEMBER構文を使用してMDX問合せを単一の問合せに結合します。問合せの数を最小限にすると、パフォーマンスが向上します。

      2. 「別々の問合せを使用」。この方法では、メンバー選択機能(たとえば、「子孫」や「」など)を備えた各行に対して別々のMDX問合せが発行されます。

  5. EssbaseのSPARSEコマンドを含めるかどうかを指定するには、「Essbase SPARSEコマンド」フレームで次のいずれかのオプションを選択します。

    • 含む

    • 除外

      注:

      SPARSEコマンドのオプションは、Essbaseをデータベース接続のデータ・ソースとして使用している場合のみ表示されます。

  6. オプション:ここでの設定を最適化のデフォルトにする場合は、「デフォルトに設定」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックして、設定を適用します。

  8. オプション:設定を適用せずにレポート・デザイナのグリッドに戻る場合は、「取消し」をクリックします。