グリッド視点の定義

グリッド視点(POV)を使用すると、設計者は行、列またはページの交差にディメンションを配置しなくても、グリッドにディメンションのメンバーを指定できます。グリッドPOVに対してディメンションを指定したら、設計者は次のように、参照者がメンバーを選択する方法を決定します。

  • 任意のメンバー。どのディメンションのメンバーでも選択できます。

  • リストにあるメンバー。参照者は設計者があらかじめ定義したメンバー・リストから選択できます。

  • なし、メンバー選択をロック。参照者はディメンションのメンバーを選択できません。

    注:

    レポートのパフォーマンスを向上するには、グリッド全体で行、列またはページ軸に1つのメンバーのみを選択した状態でディメンションを使用しないでください。セルの数が増える可能性はありませんが、問合せ全体のオーバーヘッドが増大します。変数であるディメンション、または1つのメンバーに設定されているディメンションは、POV内に保持してください。変数のメンバーの場合はユーザーPOVを指定し、固定メンバーの場合は、グリッドPOVを指定します。グリッドの各データベース接続のルールとして、ディメンションがグリッド軸(行、列またはページ)に対して設定されている場合は、そのディメンションに選択されたメンバーを使用します。ディメンションがグリッドPOVに対して設定されている場合は、グリッドPOVディメンションに選択されたメンバーを使用します。ユーザーPOVディメンションに選択されたメンバーを使用します。