セグメント引数の表記

セグメント引数は、デザイナで行IDまたは列IDを表す値です。参照されるセグメントは、設計時の行または列を参照し、ビューアでは展開される場合があります。表示時の行および列は、展開された行および列です。行IDには数字、列IDには文字を使用します。標準の式で1つ以上のセグメントを参照できます。次の表に、標準の式で複数のセグメントを表す際に使用される表記のタイプを説明します。

表14. セグメントの表記

タイプ

表記

説明

単一セグメント

[ ]

単一の(設計時の)セグメント

この式はセグメント2を指します: row[2]

注:

この表記法は、旧リリースでサポートされています。

非連続セグメント

[;]

複数の独立した行や列のセグメントを示します。

次の式はセグメント行2、5、7、8、10を指します:

row[2;5;7;8;10]

注:

行や列の参照を区切るには、カンマではなく、セミコロンを使用します。

セグメントの範囲

[:]

行または列のセグメントの範囲を示します。

次の式はセグメント行2、3、4、5を指します:

row[2:5]

上の表記法を組み合せて使用できます。

:

セグメント行1、3、5、6、7、8、9、10、12、13、14、15、17を示します。

  row[1; 3; 5:10; 12:15; 17]

:

次の例は、セグメントの行4と20を参照していますが、グリッドに15行しかない場合は、行4のみが式で計算する対象になります。

  row[4; 20]

開始セグメントを終了セグメントより大きくすると、システムの内部で、2つの値が入れ替わります。

:

セグメントがシステムの内部で入れ替えられることを示します。

  row[6:3] becomes row[3:6]

同じセグメントに対して複数の参照を使用できます。これにより、同じセグメントが式で複数回使用されます。

:

行5を2回、合計に加えています。

  row[2;3;5;7;5].sum 

:

行セグメント2、3、4、5、6、7を参照し、もう一度セグメント5を参照します。この平均を求める計算では、セグメント5が2回含まれます。

  row[2:7;5].avg 

テキスト・セグメントは無視されます。

:

行セグメント3がテキスト行の場合は無視されます。

  row[1:5]