ブックとスナップショット・ブックの操作

ワークスペースを使用すると、レポートとスナップショットを組み合せてブックを作成できます。これにより、1回のセッションでこれらのレポートの出力を生成できます。また、様々なメンバーに合せて実行する、様々なバージョンのレポートを生成するようにブックを構成できます。これらのレポートを含んでいるブックを作成することによって、すべてのレポートを一度に実行できます。このブックに含まれているレポートの印刷および表示は、個別に行うことも、ブック全体として行うこともできます。

定義してエクスプローラ・リポジトリに保存できるブックのタイプは次の2つです。

  • ブック。レポートおよびスナップショットをブックに追加できます。レポートおよびスナップショットをブックに追加できます。ブックを実行すると、レポート内のデータはデータベースから動的に取得されます。スナップショット内のデータは静的なままです。

  • スナップショット・ブック。ブックをスナップショット・ブックとして保存できます。すべてのレポートはその期間の静的データを含んでいるスナップショットに変換されます。レポートに含まれるデータおよび目次は、ブックをスナップショット・ブックとして保存したときに作成されます。スナップショット・ブックを表示したとき、データレベルのセキュリティは適用されません。データレベルのセキュリティは、スナップショット・ブックが作成されたときに適用され、スナップショット・ブックを保存したユーザーに対して設定されているデータ・レベル・セキュリティに基づきます。

ワークスペースを使用すると、Financial Reportingからブックとスナップショット・ブックに次のタスクを行うことができます。

  • バッチを使用して、一連のブックをグループ化し、処理する。

  • リポジトリのブックまたはスナップショット・ブックへのリンクを電子メールで送信する。

  • リポジトリにあるブックのデータ・ソースを変更する。

  • リポジトリのブックまたはスナップショット・ブックの正確なコピーを作成する。

  • ブックまたはスナップショット・ブックを完全に削除する。

  • リポジトリの外のファイル・システムからブックとスナップショット・ブックをインポートする。ブックをインポートすると、エクスポート・リポジトリ内に保存されます。その後、ブックに対してタスクを実行できます。

  • ブックおよびスナップショット・ブックをエクスポートする。

前述のトピックの詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceユーザー・ガイド』を参照してください。