計算の最大繰返し回数の指定

JConsole.exeファイルのMaximumCalculationIterationsプロパティに、すべてのグリッドとセルに対する計算の最大繰返し回数を指定して、式の参照内の依存関係を解決できます。グリッドの計算プロセスでは、参照の優先順位により、セルを複数回評価する場合があります。これは通常、他のグリッドを参照するグリッドで生じます。最大繰返し回数プロパティは、式のセルを未解決とマークする前に評価する回数を示します。最大繰返し回数プロパティを設定することで、循環参照のセルが無制限に評価されるのを防止できます。循環参照は、1つのセルが別のセルを参照し、さらに参照先のセルが参照元のセルを参照する場合に生じます。

循環参照がないのに、計算のセルで#errorが戻される場合は、最大繰返し回数プロパティの値を増加できます。計算のデフォルト最大繰返し回数は5です。このファイルには、必要に応じてこの値を変更する際に役立つコメントが含まれています。

注意:

JConsoleの詳細は、Oracle Hyperion Financial Reporting管理者ガイドのプロパティ情報に関するトピックを参照してください。