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Oracle® Hyperion Financial Reporting Web Studioユーザーズ・ガイド

E79688-03
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Planningデータベース・ソースのメンバーのアクセス権

Oracle Hyperion Financial Reporting Web Studioでは、次のディメンションのメンバーに対するアクセス権が付与されます。

「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスには、アクセス権に関係なく、Oracle Hyperion Planningデータベース接続のすべてのメンバーが表示されます。そのため、レポートの実行時に戻されないメンバーをグリッドに配置できます。選択したメンバーは、レポートの出力に影響します。たとえば、視点またはページ軸でユーザーがアクセスできないメンバーを選択すると、エラー・メッセージが戻されます。

次の4つのシナリオで、グリッドのディメンションやメンバーに有効なものと無効なものが含まれている場合に、どのような値が戻されるかについて説明します。次のシナリオでは、Planningデータベース接続を使用してレポートを実行し、次のディメンションとメンバーのアクセス権を持っているものとします。

シナリオ1

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 予算

  第1版 第2版 第3版
北部 #.## #.## #.##
中部 #.## #.## #.##
南部 #.## #.## #.##

中部や南部、第2版のアクセス権を持っていないので、次のようなレポートになります。

ページ: 予算

  第1版 第3版
北部 23.89 12.90

シナリオ2

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 実績

  第1版 第2版 第3版
北部 #.## #.## #.##
中部 #.## #.## #.##
南部 #.## #.## #.##

グリッドのページ軸のシナリオ・ディメンションへのアクセス権がなく、実績メンバーはシナリオ・ディメンションにあるため、ページは表示されず、アクセス権に関するエラー・メッセージが戻されます。

シナリオ3

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 予算

  第1版 第2版 第3版
ロンドン #.## #.## #.##
パリ #.## #.## #.##
ニューヨーク #.## #.## #.##

行のエンティティのアクセス権を持っていないので、ページは表示されず、アクセス権に関するエラー・メッセージが戻されます。

シナリオ4

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 予算

  バージョンの子孫
エンティティの子孫 #.##

レポートによって次のデータが戻されます。

ページ: 予算

  第1版 第3版 最終版
北部 23.89 12.90 67.12
カナダ 2.67 8.90 54.78