条件演算子を使用する場合、次の点を考慮してください。
Expressionには、有効な式であれば任意の式を使用できます。式には、定数(整数または実数)の任意の組合せ、参照、またはそれ以外の関数を使用できます。
Referenceには、有効であれば任意の参照を使用できます。つまり、IFNN
参照プロパティを参照の一部として使用できます。
Conditionは、有効な条件であれば、複合条件And、Not、またはOrに適用される任意の条件を使用できます。これらの演算子は、埋込み条件を持つことができます。(And、NotおよびOr演算子は、カッコで囲まれている必要があります。)
条件内のexpression
のいずれかが#Error値または#Missing値を戻す場合、If
関数は#Missingまたは#Errorを戻します。ただし、IsMissing
条件、IsError
条件またはIsNonNumeric
条件を使用している場合にはこの規則は適用されません。
表11-9 条件演算子
条件演算子 | 構文 | 論理 |
---|---|---|
次と等しい |
expression |
左の式が右の式に等しいかどうかを調べます。 注意: 丸め処理が必要な場合は、 例:
|
次より大きい |
expression |
左の式が右の式より大きいかどうかを調べます。 例:
|
次と等しいか大きい |
expression |
左の式が右の式より大きい、または等しいかどうかを調べます。 注意: 正しい構文は>=です。構文=>はサポートされていません。 例:
|
次より小さい |
expression |
左の式が右の式より小さいかどうかを調べます。 例:
|
次より小さい、または 等しい |
expression |
左の式が右の式より小さい、または等しいかどうかを調べます。 注意: 正しい構文は、<=です。構文"=<"は、サポートされていません。 例:
|
次と等しくない |
expression expression |
左の式が右の式に等しくないかどうかを調べます。 注意: 丸め処理が必要な場合は、 例:
|
IsMissing |
|
参照先に#Missingの値があるかどうかを調べます。 注意: 展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Missingである必要があります。 例:
|
IsError |
|
参照先に、#Errorの値があるかどうかを調べます。 注意: 展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Errorである必要があります。式行および式列のみ結果として#Errorを戻すことができます。 例:
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IsNonNumeric |
|
参照先に、#Missingまたは#Errorの結果が含まれているかどうかを調べます。 注意: 展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Errorまたは#Missingである必要があります。 例:
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カッコ |
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条件をグループ化します。 例:
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