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Oracle® Hyperion Financial Reporting Web Studioユーザーズ・ガイド

E79688-03
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条件演算子

条件演算子を使用する場合、次の点を考慮してください。

  • Expressionには、有効な式であれば任意の式を使用できます。式には、定数(整数または実数)の任意の組合せ、参照、またはそれ以外の関数を使用できます。

  • Referenceには、有効であれば任意の参照を使用できます。つまり、IFNN参照プロパティを参照の一部として使用できます。

  • Conditionは、有効な条件であれば、複合条件And、Not、またはOrに適用される任意の条件を使用できます。これらの演算子は、埋込み条件を持つことができます。(And、NotおよびOr演算子は、カッコで囲まれている必要があります。)

  • 条件内のexpressionのいずれかが#Error値または#Missing値を戻す場合、If関数は#Missingまたは#Errorを戻します。ただし、IsMissing条件、IsError条件またはIsNonNumeric条件を使用している場合にはこの規則は適用されません。

表11-9 条件演算子

条件演算子 構文 論理

次と等しい

expression = expression

左の式が右の式に等しいかどうかを調べます。

注意:

丸め処理が必要な場合は、Round関数を使用します。

例:

1= 4

Falseを戻します

次より大きい

expression > expression

左の式が右の式より大きいかどうかを調べます。

例:

1 > 4

Falseを戻します

次と等しいか大きい

expression >= expression

左の式が右の式より大きい、または等しいかどうかを調べます。

注意:

正しい構文は>=です。構文=>はサポートされていません。

例:

1 >= 4

Falseを戻します

次より小さい

expression < expression

左の式が右の式より小さいかどうかを調べます。

例:

1 < 4

Trueを戻します

次より小さい、または

等しい

expression <= expression

左の式が右の式より小さい、または等しいかどうかを調べます。

注意:

正しい構文は、<=です。構文"=<"は、サポートされていません。

例:

1 <= 4

Trueを戻します

次と等しくない

expression <> expression

expression != expression

左の式が右の式に等しくないかどうかを調べます。

注意:

丸め処理が必要な場合は、Round関数を使用します。

例:

1 <> 4

Trueを戻します

1 != 4

Trueを戻します

IsMissing

IsMissing (reference)

IsMiss (reference)

参照先に#Missingの値があるかどうかを調べます。

注意:

展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Missingである必要があります。

:

IsMissing([1])

行1の値が#Missingのときに、Trueを戻します。

IsError

IsError (reference)

IsErr (reference)

参照先に、#Errorの値があるかどうかを調べます。

注意:

展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Errorである必要があります。式行および式列のみ結果として#Errorを戻すことができます。

例:

IsError([2])

行2の値が#Errorのときに、Trueを戻します。

IsNonNumeric

IsNN (reference)

IsNonNumerid (reference)

IfNN (reference)

IfNonNumber (reference)

参照先に、#Missingまたは#Errorの結果が含まれているかどうかを調べます。

注意:

展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Errorまたは#Missingである必要があります。

例:

IsNN([3])

行3の値が#Missingか#Errorのときに、Trueを戻します。

カッコ

(condition)

条件をグループ化します。

例:

(1 > 4)

Falseを戻します