Truncate
は、指定した桁で数値を除去する算術関数です。
構文:
Trunc(arg1,integer)
ここで、arg1は、次のいずれかです:
引数 | 説明 |
---|---|
数値 |
数値。たとえば、234.567。 数値引数を参照してください。 |
行、列またはセルの参照 |
グリッド内の行、列またはセルへのポインタ。 参照の指定にはいくつかの方法があります。参照構文は、 |
関数 |
埋込み関数。 算術関数を参照してください。 |
Integer
は、除去する桁数を指定します。
正のinteger
は、小数点の右側の桁数を決定します。
integer
にゼロ(0)を指定すると、小数点の左側にある整数を戻します。
負のinteger
は、小数点の左側の桁数を示します。
例:
次の文では、正の整数2を指定しています。小数点以下2桁で除去されます。
Trunc(234.567, 2) = 234.56
次の文ではゼロ(0)を整数値として指定しています。小数点以下の数字はすべて除去されます。
Trunc(234.567, 0) = 234
次の文では、負の整数-2を指定しています。小数点以下と、整数の2桁まで除去されます。
Trunc(234.567, -2) = 200
注意:
セル、列または行に事前に適用されているフォーマットは、Trunc
関数を使用した場合でも維持されます。たとえば、事前に小数点以下3桁まで表示するようにフォーマットされているセルでTrunc
関数を使用すると、Trunc(234.567, 0) = 234.000
のようになります。