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リリース11.1.2.4
このドキュメントでは、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementリリース11.1.2.4の新機能と拡張機能について説明します。これらの機能の詳細は、Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイドおよびOracle Hyperion Profitability and Cost Managementユーザー・ガイドを参照してください。
注意: | Oracle Hyperion EPM Architectの新機能は、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Architect Readmeを参照してください。 |
新しいアプリケーション・タイプである管理元帳では、Oracle General LedgerおよびOracle Hyperion Financial Managementの実装に似た構造のデータを使用して管理レポート作成および管理モデリングを提供します。標準Profitabilityモデルでサポートされている形式ではなくフリー・フォーム方式を使用して、管理レポート出力に必要な配賦およびその他の計算を定義します。管理元帳モデルには、ステージまたはレイヤーの概念はありません。すべての構造は、視点(POV)の下のルール・セットおよびルールの構成によって制御されます。
他のアプリケーション・タイプと同じく、POVは、モデルの特定のインスタンスを表し、POVを使用して異なるバージョンのモデルを表示または計算することができます。たとえば、異なる月または四半期の値を表示する、予算と実績を比較する、または最終損益に対する様々な影響を測定するためにシナリオを再生することなどが可能です。POVごとに、計算ルールはデータベースの同一または類似のリージョンに対して実行される、また、同時または類似の時刻に実行されるグループに編成されます。これらのグループはルール・セットと呼ばれます。これらは計算ルールが実行される順序を決定します。計算ルールは、POVまたはルール・セット・レベルからデフォルト・メンバーの選択を継承できるため、ユーザーはデータベースのリージョンを一度定義すれば、それを毎回指定しなくても何度も使用できます。これらのデフォルトは「コンテキスト」と呼ばれます。
ユーザー・インタフェースのタスク領域で、検証、ルール貸借一致、配賦トレース、レポートおよび問合せがサポートされます。
現在、すべてのアプリケーション・タイプで使用されるProfitabilityアプリケーション・ツール、ジョブ・ライブラリ、LCMツールおよびその他の機能が、管理元帳アプリケーションをサポートしています。
システム・レポートがすべてのアプリケーション・タイプで使用できるようになりました。「ディメンション統計」レポートおよび「実行統計」レポートは、管理元帳、標準Profitabilityおよび詳細Profitabilityモデルで使用可能です。系統統計レポートは標準Profitabilityモデルで使用可能です。「プログラム・ドキュメンテーション」レポートは管理元帳モデルで使用可能です。
システム・レポートを生成するには、「レポート」タスク領域で「システム・レポート」を選択します。
現在、SQLスクリプトを使用して、詳細Profitabilityサンプル・モデルBksDP30のモデル・データをMicrosoft SQL Serverに設定することができます。BksDP30_SQL_Scripts_SqlServer.zipという新しいファイルがsamples\BksDP30ディレクトリに追加されています。これらのスクリプトをSQL Serverで使用する手順はHPCMサンプル・モデルのReadme.docxファイルに含まれます。
現在、すべてのアプリケーション・タイプで、本番環境でのプロセス(Oracle Essbaseキューブのデプロイやデータの転送など)をオンサイト担当者による操作ではなくスクリプトによって自動化するために、Representational State Transfer (REST) APIを使用できるようになりました。また、REST APIは、計算ルールの実行などの基本的なタスクの処理にも使用できます。詳細は、RESTの自動化に関するドキュメントを参照してください。http://www.oracle.comに他のOracle Hyperion Profitability and Cost Managementドキュメントと一緒に掲載されています。
Cumulative Feature Overviewツールを使用して、以前のリリースで追加された新機能のレポートを作成します。このツールにより、現在の製品、現在のリリース・バージョンおよびターゲット実装リリース・バージョンを識別できます。1回のクリックで、ツールは現在とターゲットのリリース間に開発された製品機能の概要説明のカスタマイズされたセットをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1