リリース11.1.2.4.000
目次:
このドキュメントには、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementのこのリリースに関する重要な最新情報が含まれています。Oracle Enterprise Performance Management Systemをインストールする前に、このReadmeを十分に確認してください。
Oracle Hyperion Profitability and Cost Management新機能を参照してください。このリリースのインストール、アーキテクチャおよび配置の変更に関連する新機能は、Oracle Enterprise Performance Management System Readmeのこのリリースでの新機能に関する項を参照してください。
Cumulative Feature Overviewツールを使用して、以前のリリースで追加された新機能のレポートを作成します。このツールにより、現在の製品、現在のリリース・バージョンおよびターゲット実装リリース・バージョンを識別できます。1回のクリックで、ツールは現在とターゲットのリリース間に開発された製品機能の概要説明のカスタマイズされたセットをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1
EPM System製品のインストールに関する最新情報は、『Oracle Enterprise Performance Management System Readme』を参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。
注意: | Oracle Smart View for Officeは、EPM Systemインストーラでインストールされなくなりました。Smart Viewの最新リリースをダウンロードしてインストールするには、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/smart-view-for-office/overview/index.htmlにアクセスしてください。 |
EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
EPM System製品でサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスの「Translation Support」タブでスプレッドシート形式で提供されるようになりました。このマトリックスは、OTNの「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.4にアップグレードできます:
注意: アップグレード手順は、Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイドのEPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。
表1. サポートされているこのリリースへのパス
アップグレード・パスのリリース: 元 | リリース11.1.2.4へのアップグレード |
---|---|
11.1.2.x | リリース11.1.2.4に移行するためにメンテナンス・リリースを適用します。 注意: Oracle Hyperion Financial Close Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.2または11.1.2.3からのみサポートされています。 Oracle Hyperion Financial Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.1、11.1.2.2または11.1.2.3からのみサポートされています。 |
11.1.1.4.x | リリース11.1.2.3にアップグレードしてから、メンテナンス・リリースを適用して、リリース11.1.2.4に移行します。 |
リリース11.1.1.0.xから11.1.1.3.x | メンテナンス・リリースを適用してリリース11.1.1.4に移行し、リリース11.1.2.3にアップグレードし、さらにメンテナンス・リリースを適用してリリース11.1.2.4に移行します。 |
この項では、リリース11.1.2.4.000で修正された次の不具合について説明します。
20086079 – Profitability and Cost Managementの中国語バージョンを使用するときに、一部のメニューが翻訳されていませんでした。
この項には、リリース11.1.2.3.5xxパッチ・セットで修正された不具合は含まれません。以前のリリース間で修正された不具合のリストを確認するには、問題修正ファインダを使用します。このツールでは、ユーザーが所有する製品と現在の実装リリースを識別できます。1回のクリックで、ツールは修正された不具合の説明とその関連プラットフォームおよびパッチ番号に関するカスタマイズされたレポートをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1
このリリースで注意が必要な既知の問題は次のとおりです。
20361826 – Smart View問合せを管理元帳Profitabilityアプリケーションで使用するときに、問合せでディメンション名にスペースが含まれると、問合せが失敗し、例外メッセージが表示されます。
2035880、20366544 -- Profitability管理元帳アプリケーションがSolarisシステムのInternet Explorer 11で正常に表示されません。このプラットフォームでは、Internet Explorer 10またはサポートされるバージョンのFirefoxを使用してください。
20354742 – 標準Profitabilityアプリケーションおよび管理元帳アプリケーションにおいて、参照するディメンション・メンバーのメンバー名に&記号が含まれるSmart View問合せは検証エラーで失敗します。
20352749 – 場合によっては、APS接続タイプを使用すると、Essbaseへの標準Profitabilityのデプロイメントが失敗します。これが発生した場合は、埋込み接続タイプ(接続タイプの埋込みモードへの変更)を使用してください。
バグ20351826 - 管理元帳Profitabilityサンプル・アウトラインBKSML12は、Unicodeアプリケーションにしか保存できません。Unicode以外の形式でアプリケーションに保存すると、ファイル保存エラーが発生したことがエラー・メッセージによって示されます。
20293473 – HPM_EXP_CALC_SCRIPTは、HPM_CALC_SCRIPTのすべての行を選択しません。processMultiPOVCalcScript WebサービスAPIによって作成された行を省きます。
20219396 – 汎用ディメンションが動的階層タイプに関連付けられていると、レポート・キューブのデプロイメントが失敗します。ASOキューブでは、属性ディメンションを動的汎用ディメンションに関連付けることはできません。この問題は、標準アプリケーション・タイプと管理元帳アプリケーション・タイプで発生します。
19385648 – 複数のスレッドで1つの視点 (POV)を並列モードで実行しているときに、Essbaseタイムアウト例外が発生することがあります。逐次モードでの実行を試行してください。
18966716 – processCalcOptions WebサービスAPIでは、クリアするステージのリストに少なくとも1つのステージを追加する必要があります。ステージをクリアしたくない場合は、最後のステージをリストに追加します。このステージには、操作が実行される時点でデータが含まれない可能性が高いためです。
18803075 -- Profitability and Cost Managementインスタンス全体ですべてのアプリケーションのすべてのディメンションにディメンション・メンバーの別名が定義されていないとき、「ドライバの選択」、「例外」、「割当て」および「割当てルール選択」画面にそのデータを表示できません。画面がちらついて内容の表示が消えます。回避方法としては、Profitability and Cost Managementインスタンスの少なくとも1つのアプリケーションの少なくとも1つのディメンションに対して少なくとも1つのメンバー別名を作成します。
最高のパフォーマンスを実現するために次の情報を確認してください。
他のディメンションまたは階層のメンバー名として、システム・ディメンション・メンバー名を使用しないことをお薦めします。たとえば、DirectAllocationまたはGenealogyAllocationはAllocationTypeディメンションのシステム・メンバーです。モデルの他のディメンションではこれらの名前を使用しないでください。
詳細Profitabilityアプリケーションでは、PROFITABILITY_DSと呼ばれるユーザー構成ODBCデータ・ソースが必要です。これによって、詳細Profitabilityアプリケーションで使用できるようになった3つのEssbaseレポート・キューブにデータを転送します。詳細は、Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイドのデータ転送のためのODBCデータ・ソースの作成に関する項を参照してください。このデータ・ソースの構成にはOracle Data AccessクライアントのDataWire ODBCドライバを使用することをお薦めします。
デフォルトで、Profitability and Cost ManagementはEssbaseへの接続に埋込みモードを使用します。APSを使用している場合、APSモードでは、Essbaseキューブの配置中に多数のTCPポートを使用します。この状況が原因で、Profitability and Cost Managementのログ・ファイルにネットワーク・エラーが表示される場合があります。
APS接続タイプの使用時にネットワーク・エラーが発生する場合、接続タイプを埋込みモードに切り替え、キューブを再配置してください。
Profitability and Cost Managementで埋込み接続タイプ・モードを使用して、(特に分散構成で)Oracle Essbaseに接続できない場合は、環境変数ESS_ES_HOMEをOracle Hyperion Profitability and Cost ManagementのJVMOptionとして設定し、binおよびdataという2つの空のフォルダを含むローカル・フォルダを指定する必要があります。
システムにAPSがインストールされている場合は、ESS_ES_HOMEをAPS_HOME環境変数と同じ値に設定します。(APS_HOMEは要求されたフォルダ構成であることが必要です。)
APSがインストールされていない場合は、ESS_ES_HOMEを空のbinおよびdataフォルダを含むフォルダに設定します。
注意: | APS接続タイプ・モードを使用している場合は、何も変更する必要はありません。 |
JVMOptionを埋込み接続タイプに設定するには:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hyperion Solutions\Profitability0\HyS9HyS9PftWebのWindowsレジストリを編集します。
JVMOptionXを追加します(ここでXは、既存のJVMOptionsの数値に基づいた1つ上の整数です)。たとえば現在、JVMOptionCountが10進数の17に設定されている場合は、JVMOption18を追加します。
-DESS_ES_HOME=<folder-name>になるように、新しいJVMOptionXに文字列値を設定します。ここでフォルダ名は空のbinおよびdataフォルダを含むフォルダの名前です。
JVMOptionCountを次の整数に増やします。たとえば、JVMOption18を追加した場合は、JVMOptionCountを10進数の18に設定します。
大量のネットワーク接続を処理するWindowsオペレーティング・システムの能力を高めるには:
Windowsレジストリで、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TCPIP\Parametersにナビゲートします。
TcpTimedWaitDelay — ソケットがすぐに解放されるようにこの値を低い値(30など)に設定します。このDWORD値の範囲は、30から300の間です。
MaxUserPort — ポートに接続できるソケットの合計数を増やすため、この値を高い値(33000など)に設定します。これはDWORD値です。
注意! | これらのパラメータを変更する前に、Microsoft Windowsオペレーティング・システムのドキュメントで詳細を参照してください。 |
注意! | この変更は、システムを熟知しているシステム管理者のみが行ってください。システム管理者は、この変更を行う前に、オペレーティング・システムに対するすべての影響を考慮してください。 |
多数の外部ネットワーク接続に対処するため、Linuxサーバーの機能を向上させるには、ローカル・ポート範囲を拡大します:
Linuxシェルで、次のコマンドを入力して現在の範囲を検索します: サンプル出力:
$ sysctl net.ipv4.ip_local_port_range
サンプル出力:
net.ipv4.ip_local_port_range = 32768 61000
次のいずれかのコマンドを使用して新しいローカル範囲を設定します:
# echo 1024 65535 > /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range OR
$ sudo sysctl -w net.ipv4.ip_local_port_range="1024 64000"
注意: | 使用可能なパラメータは/proc/sys/の下にリストされます。このオプションは、高帯域幅のビジーLinuxサーバーまたは大規模なグリッド・サーバーに対してのみ有用です。 |
/proc filesystem (ローカル・ポート範囲)を永続的に変更するには、/etc/sysctl.confファイルを編集して次の行を追加します。
# increase system IP port limits
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65535
ライフサイクル管理を使用して大きいモデルをインポートする場合、Oracle WebLogic Serverのデフォルト・タイムアウト設定で指定された時間よりもインポート処理に時間がかかることがあります(不具合7166332)。この問題を回避するには、次の手順の説明に従って、デフォルト・タイムアウト設定をリセットする必要があります。
WebLogic Serverのデフォルト・タイムアウトを変更するには:
%Middleware_HOME%\user_projects\epmsystem1\httpConfig\ohs\config\OHS\ohs_component\mod_wl_ohs.confにナビゲートします。
この構成ファイルでセクションLocationMatch/profitabilityを確認します:
<LocationMatch /profitability>
SetHandler weblogic-handler
PathTrim /
KeepAliveEnabled ON
KeepAliveSecs 20
WLIOTimeoutSecs 3000
Idempotent OFF
WeblogicCluster servername:6756
<LocationMatch>
LocationMatch/profitabilityセクションに次の行を追加します。
WLIOTimeoutSecs 3000 Idempotent OFF
%Middleware_HOME%\user_projects\epmsystem1\httpConfig\ohs\config\OHS\ohs_component\htppd.conf
次のテキストに示すように、Timeoutを3000に設定します:
# Timeout: The number of seconds before receives and sends time out. Timeout 3000
注意: | 前述のサーバー・タイムアウトは推奨の制限で、使用しているアプリケーション・サーバーのドキュメントに指定されている特定のタイムアウト設定に合うように変更できます。 |
Oracleのヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/)の最新のEPM System製品ガイドを確認します。ドキュメントにアクセスして表示またはダウンロードするには、Applicationsアイコンをクリックします。Applications Documentationsウィンドウで、EPMタブを選択して、Enterprise Performance Managementのリンクをクリックします。
デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technetwork/index.html)およびOracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)でも探すことができます。または、EPM Systemのドキュメント・ポータル(http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)にアクセスできます。そこで、My Oracle Support、EPM Supported Platform Matricesなどのリンクを確認します。
製品ドキュメントに関するフィードバックは、次の電子メール・アドレスに送信してください:
EPMdoc_ww@oracle.com
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オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。EPM System製品では、アクセシビリティ機能がサポートされており、それらの説明は製品のアクセシビリティ・ガイドに記載されています。このガイドの最新版は、Oracle Technology NetworkのOracle Enterprise Performance Management Systemドキュメント・ライブラリ(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)で入手できます。
また、このReadmeファイルはHTML形式で提供され、アクセシビリティ機能がサポートされます。