Shared Services役割

Shared Services役割はすべてパワー役割です。通常、これらの役割は、Shared Servicesおよび他のEPM System製品の管理を行うパワー・ユーザーに付与されます。

表13. Shared Services役割(グローバルな役割)

役割説明
管理者

Shared Services管理者の役割は、次の役割から構成されます:

  • 統合の作成

  • ディレクトリ・マネージャ

  • LCM管理者

  • タスクフローの管理

  • タスクフローの実行

  • プロジェクト・マネージャ

  • 統合の実行

Shared Servicesと統合される製品全体へのコントロールを行います。この役割は、EPM Systemの最も強力な役割であるため、慎重に割り当てる必要があります。管理者は、Shared Services Consoleですべての管理タスクを実行でき、自分自身をプロビジョニングすることも可能です。

この役割は、Shared Servicesに登録されたすべてのアプリケーションへの幅広いアクセス権を付与します。管理者役割はデフォルトで、adminネイティブ・ディレクトリ・ユーザーに割り当てられます。このユーザーはShared Servicesのデプロイ後に唯一使用可能であるユーザーです。

統合の作成ウィザードを使用してShared Servicesデータ統合(アプリケーション間でデータを移動するプロセス)を作成します
ディレクトリ・マネージャ

ネイティブ・ディレクトリのユーザーとグループを作成および管理します

ディレクトリ・マネージャとプロビジョニング・マネージャの役割を1人のユーザーに付与すると、ユーザーは高い役割を得ることができます。ディレクトリ・マネージャの役割は、プロビジョニング・マネージャの役割が割り当てられたユーザーには割り当てないことをお薦めします。

LCM管理者

この役割は、次の役割で構成されています:

  • ディレクトリ・マネージャ

  • LCMデザイナ

  • タスクフローの管理

  • タスクフローの実行

  • プロジェクト・マネージャ

  • プロビジョニング・マネージャ

Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理を実行して、本番環境およびオペレーティング・システム全体のアーティファクトやデータを移行します
LCMデザイナライフサイクル管理機能を使用して移行定義ファイルを作成することで、アーティファクトとアプリケーションの移行を設計します。この役割を持つユーザーは、移行を設計できますが、実行はできません。
タスクフローの管理EPM System製品のタスクフローを、作成、編集、表示、スケジュールおよび実行します。すべてのタスクフローに対して完全な制御権を保有します。
タスクフローの実行タスクフローの管理の役割を持ったユーザーによって作成されたタスクフローを表示、スケジュールおよび実行します。EPM System製品のタスクフローの作成または編集はできません。
プロジェクト・マネージャShared Servicesアプリケーション・グループを作成および表示します。
統合の実行Shared Servicesデータ統合を表示および実行します

Performance Management Architectの場合は、データ同期を実行します。