Essbaseの役割

次の表では、Essbaseに固有な役割について説明します。固有のEssbaseアプリケーションまたはデータベースに対するユーザーとグループへのアクセス権の付与の詳細は、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』を参照してください。

注意:

Essbaseアプリケーションを作成するには、Essbase管理者役割に加え、Shared Servicesのプロジェクト・マネージャ役割が必要です。

表17. Essbase Serverの役割

役割説明
管理者

Essbaseサーバー、アプリケーション、およびデータベースへの完全な管理アクセス権を持ちます

注意:

プロビジョニング・マネージャ役割は、Essbaseの管理者を移行するときに自動的に割り当てられます。ただし、Essbase管理者をShared Services Consoleで作成するときは、プロビジョニング・マネージャ役割を手動で割り当てる必要があります。

アプリケーションの作成/削除アプリケーションとデータベースを作成および削除します。このユーザーが作成したアプリケーションとデータベースに対するアプリケーション・マネージャとデータベース・マネージャの権限も含まれます。
サーバー・アクセス

このEssbaseサーバーに属するアプリケーションまたはデータベースにアクセスします。このレベルは、ユーザーがアプリケーションおよびデータベースにアクセスするために必要な最低限のアクセス権限です。

プロビジョニング・マネージャユーザーにこのEssbaseサーバーの役割をプロビジョニングします

表18. Essbaseアプリケーションの役割

役割説明
アプリケーション・マネージャ

割り当てられたアプリケーション内でデータベースとアプリケーションの設定を作成、削除および変更します。アプリケーション内のデータベースのデータベース・マネージャの権限も含みます。アプリケーション・マネージャは、自分で作成したアプリケーションおよびデータベースだけを削除できます。

注意:

プロビジョニング・マネージャ役割は、ユーザーがEssbaseアプリケーション・マネージャを移行する際にそのユーザーに自動的に割り当てられます。ただし、Essbaseアプリケーション・マネージャをShared Services Consoleで作成する場合は、プロビジョニング・マネージャ役割を自分自身に手動で割り当てる必要があります。

データベース・マネージャ割り当てられたアプリケーション内のデータベース、データベース・アーティファクト、ロックを管理します
計算割り当てられた計算およびフィルタを使用して割り当てられたスコープを基に、データ値の計算、更新および読取りを行います
書込み割り当てられたフィルタを使用して、割り当てられたスコープを基に、データ値の更新と読取りを行います
読取りデータ値を読み取ります
フィルタフィルタの制限に応じて特定のデータとメタデータにアクセスします
アプリケーションの開始/停止アプリケーションまたはデータベースを開始および停止します
プロビジョニング・マネージャEssbaseユーザーにこのアプリケーションからの役割をプロビジョニングします