Reporting and Analysisのセキュリティ・モデル

Reporting and Analysisの役割は、Shared Services Consoleからユーザーに割り当てます。グローバルな役割に加えて、フォルダやドキュメント(レポート、チャート、ダッシュボードなど)のReporting and Analysisアーティファクトでアクセス・プリファレンスを指定できます。通常、これらのアーティファクトへのアクセス権限は、ユーザー・グループに割り当てられます。

Financial Reporting、Oracle Hyperion Interactive Reporting、Web AnalysisなどのReporting and Analysis製品で、有用なレポートおよびダッシュボードを作成するには、データ・ソース(Essbase、Financial Managementなど)のデータにアクセスする必要があります。Reporting and Analysis製品がアクセスするデータは、データ・ソースが所有しているため、データ・ソースとReporting and Analysis間には相互にプロビジョニングの依存関係があります。たとえば、ユーザーJDoeにReporting and Analysisの役割がプロビジョニングされており、EssbaseアプリケーションEsb_Demo1にはプロビジョニングされていないとします。このシナリオでは、ユーザーがEssbaseにjDoeとしてログインすると、JDoeは、Web Analysisを使用してEsb_Demo1のデータを分析できません。ただし、このユーザーはEssbaseアプリケーションにプロビジョニングされた別のユーザーとしてEssbaseにログインすることができます。