リレーショナル・ディメンション・ヘッダーのソート

リレーショナル・データベース接続のSQLクエリーにより戻された結果セットの順序も設定できます。「昇順」、「降順」、「選択順序」および「デフォルト」を選択できます。「デフォルト」では、データ・ソース・アウトラインに基づいてディメンション・メンバーが自然な順序で戻されます。「選択順序」では、メンバーはディメンション・ブラウザで選択された順序になります。

OLAPサーバーとは異なり、リレーショナル・キューブはWeb Analysis Studioによりコンパイルされ、定義されることに注意する必要があります。現在のラベルのモード、別名テーブル、およびディメンション・ブラウザの選択順序は、手動で調整されます。別名によるソートは、実行が比較的遅くなる場合があります。これは、デフォルトのクエリー結果セットはIDでソートされ、別名によるソートは完全なクライアント側の再ソートを必要とするためです。

さらに、リレーショナル・ディメンション・ヘッダーのソートのソースは、パフォーマンスに影響を与えます。データ・レイアウトを使用してリレーショナル・ディメンション・ヘッダーのソートを定義すると、表示しているクエリー結果セットの一部として、すべてのディメンションがソートされます。

あるいは、データ・オブジェクトのショートカット・メニュー「データの表示 / ディメンション・ヘッダーのソート」でリレーショナル・ディメンションをソートできます。この方法では、ディメンション・ヘッダーを右クリックする必要があります。

最後に、ディメンション・ヘッダーのソート定義を、世代エディタで定義したリレーショナル世代に適用できます。ただし、これらの定義は、ディメンション・ブラウザにより表示されたソート順序のみに影響を与えます。「並び順」リストを使用すると、IDまたは別名でもメンバーの順序を指定できます。