SQLクエリー・ビルダー・ウィザードによるSQLスプレッドシートの作成

SQLスプレッドシートのコンポーネントは、動的SQLクエリーおよび後続の動的リレーショナル・スプレッドシートを作成する高度な機能を提供します。SQLクエリー・ビルダー・ウィザードを使用すると、SQLクエリーを迅速にタイミングよく構成できます。

  SQLスプレッドシートを作成するには:

  1. Web Analysis Studioを起動します。

  2. 次のいずれかを実行します。

    • 「ファイル」「新規」「ドキュメント」の順に選択します。

    • 「設計」アイコンをクリックします。

    • 「新規」アイコン」をクリックし、「ドキュメント」を選択します。

    • ビュー・ペインの「ブラウザ」タブで、ドキュメントを右クリックして「編集」を選択します。

    • [Ctrl]を押しながら、[N]を押します。

      ドキュメント・デザイナが表示されます。

  3. コンポーネント・ツールバーの「SQLスプレッドシート」アイコンをドキュメント・パネルにドラッグします。

    「SQLクエリーの入力」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 「JDBCドライバ」リストから、サポートされているJDBCドライバを選択します。

    Microsoft SQL Server、IBM DB2、Oracle、JDBC-ODBC Bridge、または他の任意のドライバを選択できます。

    選択を行うと、該当する「ドライバ」テキスト・ボックスにドライバ名が読み込まれます。「その他」を選択した場合には、ドライバ名の定義を入力する必要があります。

    選択を行うと、サンプルのデータベース接続文字列構文が該当する「JDBC接続文字列」テキスト・ボックスに読み込まれます。「その他」を選択した場合には、JDBCデータベース接続文字列を入力する必要があります。

  5. RDBMSコンピュータ名とデータベース名に一致するように、サンプル・データベースの接続文字列の構文を修正します。

  6. 該当するテキスト・ボックスにリレーショナル・データ・ソースのユーザー名とパスワードを入力するか、「ユーザー名/パスワード」を選択して現在のログオン情報を入力します。

  7. オプション: 行制限およびフェッチ・サイズについてクエリーの制限パラメータを定義します。

    デフォルト設定では、結果セットの行数は250行、フェッチ・サイズは100です。

    ダイアログ・ボックスの一番下にあるパネルに標準SQL構文を記述してSQLクエリーを定義できますが、次の手順に従ってSQLクエリー・ビルダーを使用してください。

  8. 「クエリー・ビルダー」をクリックして、SQLクエリー・ビルダー・ウィザードを表示します。

    「SQLクエリー・ビルダー」ダイアログ・ボックスには、リレーショナル・データ・ソースの側面に対応するタブの機能があります:

    • テーブル - クエリーするリレーショナル・テーブルを指定します。

    • - クエリーにより戻される列を指定します。

    • フィルタ - Where句でフィルタ条件を指定することで、SQLクエリーの焦点を絞り込みます。

    • グループ - サーバー上のリレーショナル・データを戻す前に整理します。

    • ソート - 列のリレーショナル・データを昇順または降順に並べ替えます。

    • マッピング - SQLクエリー結果セットのリレーショナル列を、OLAPデータ・ソースのマルチディメンショナル・データに関連付けます。

  9. 「テーブル」をクリックして、1つまたは複数のテーブルを選択します。

    テーブルを選択するには、「使用可能なテーブル」でテーブル名をクリックします。これにより、「選択したテーブル」に移動します。また、選択したテーブルの順序を上下に移動できます。

  10. 「列」をクリックして、1つまたは複数の列を選択します。

    列を選択するには、「使用可能な列」で列名をクリックし、タブ中央の矢印ボタンのいずれかをクリックします。これにより、選択したに移動します。

  11. オプション: 列名を変更する場合、または列に関数の呼出しを適用する場合には、「選択した列」のフレームに列を移動する前に「列」タブの中央にある「追加する列の詳細設定」をクリックします。

    「列」タブの「追加する列の詳細設定」のクリックにより、「列の選択」ダイアログ・ボックスが表示され、(「列」タブで)選択した列に関数呼び出しを適用するか、RDBMS対応の関数呼び出しを手動で入力できます。関数は、None、Average、Count、Maximum、Minimum、Sumから選択できます。

    SQLスプレッドシート表示で列名を変更する場合は、「表示方法」に別の名前を入力します。

  12. オプション: SQLクエリーのWhere句を定義するには、「フィルタ」をクリックします。

    「フィルタ」タブでは、ドロップダウン・リストからパラメータを選択して、複雑なWhere句を定義できます。パラメータは、Operator、Column、Comparator、Valueの4つの列から選択できます。

    Where句を定義するには:

    1. 「追加」をクリックして、フィルタ・フレームに行を追加します。

    2. その行の「列」セルをクリックして、リストから列名を選択します。

    3. 選択した列をフィルタするには、「比較演算子」セルをクリックします。次のオプションから選択できます:

      • 定数を入力します。

      • 右クリックして、他の列メンバーの値を選択します。

      • 動的テキスト・ラベルを入力します。この値は、ランタイム時の値に動的に置換されます。動的テキスト・ラベルを参照してください。

    4. 「値」セルをクリックして、フィルタの値を選択します。これにより、戻される結果セットはフィルタ条件を満たす行に限定されます。

      複雑なステートメントを構成するには、行を追加し、「演算子」列からオペランドを、(および)リストからカッコを選択します。

      「重複しない行の選択」は、選択ステートメントを重複しない行の選択ステートメントに変更します。

  13. オプション: 動的SQLスプレッドシートを定義するには、「フィルタ」で値の動的テキスト・ラベルを入力します。

    データ、メタデータ、固定参照、および時刻のフォーマットの構文を参照する動的テキスト・ラベルを入力できます。動的テキスト・ラベルを参照してください。

  14. オプション: SQLクエリーのGROUP BY句を定義するには、「グループ」をクリックします。

  15. オプション: SQLクエリーのSORT句を定義するには、「ソート」をクリックします。

  16. オプション: リレーショナル・データ・ソースの列を類似のOLAPディメンションにマッピングするには、「マッピング」をクリックします。

    列をOLAPディメンションにマッピングすることにより、リレーショナル・データ・ソース内の列をOLAPデータ・ソース内の類似のディメンションに関連付けできます。これらのマッピングは、OLAPソースからSQLデータ・オブジェクトへのリンクをドリルする際に使用され、OLAPクエリーはそのWhere句を対応するリレーショナル列に渡せます。

  17. 「OK」をクリックして、リレーショナル・データ・ソースをクエリーし、SQLスプレッドシートを表示します。