リレーショナル・データベース接続の作成

  リレーショナル・データベース接続を作成するには:

  1. 次のいずれかを実行します。

    • 「ファイル」「新規」「データベース接続」「リレーショナル」の順に選択します。

    • 「新規」アイコンをクリックし、「データベース接続」「リレーショナル」の順に選択します。

      プロセス・バーでは、リレーショナル・データベース接続を作成するための、接続ファクト・テーブルの選択およびキューブの定義の手順が表示されます。JDBC RDBMS接続を正常に作成するには、アクセスするリレーショナル・データ・ソースの種類および接続に必要なパラメータを知り、接続をサポートするユーザー名とパスワードを持っている必要があります。

  2. 「ドライバのタイプ」からいずれかを1つを選択します。

    • IBM DB2

    • Microsoft SQL Server

    • Oracle

    • Teradata

    JDBCドライバを選択すると、「データベース接続文字列」のテキスト領域にリレーショナル・データベース接続文字列が表示されます。

  3. 「データベースの接続文字列」変数を値に置き換えます。

    ドライバのタイプによっては、ホスト名、データベース名、ポート、およびDSNの変数があります。そのカッコと変数を置き換える必要があります。

  4. 「ユーザー名」にJDBCユーザー名を入力します。

  5. 「パスワード」にパスワードを入力します。

  6. 「接続のテスト」をクリックします。

    接続が失敗する場合は、正常なリレーショナル・データベース接続を確立できるまで、手順6から10を繰り返します。文字列変数からカッコが削除されているかを確認してください。

  7. 接続したら、「接続のテスト」のメッセージを閉じて「次へ」をクリックします。

    手順2: 「ファクト・テーブルの選択」リストからリレーショナル・ファクト・テーブルを選択する必要があります。スキーマ・フィルタとテーブルのタイプ・フィルタを使用して長いテーブルのリストを短くできます。

    注意:

    スキーマ・フィルタを使用するには、データベースにログオンするのに使用されるRDBMSデータベースのユーザー名にマップする必要があります。このユーザー名は前のウィザードのページの「JDBCドライバの構成」で指定されます。

  8. 「スキーマ・フィルタ」からスキーマを選択します。

  9. 「テーブルのタイプのフィルタ」からテーブルのタイプを選択します。

  10. 「テーブル一覧の取得」をクリックし、フィルタの要件を満たすテーブルをリレーショナル・データベースでクエリーし、結果を表示します。

    ファクト・テーブルを選択するには、リレーショナル・データベースを理解する必要があります。ファクト・テーブルの識別に関しては、必要に応じてリレーショナル・データベース管理者に問い合せてください。ファクト・テーブルには、メジャー・ディメンションとして使用できる数値データの列が少なくとも1つ含まれている必要があります。

  11. テーブルの結果セットからファクト・テーブルとして使用されるテーブルを選択して、「次へ」をクリックします。

    手順3 「リレーショナル・キューブ・エディタ」は、「ディメンション・ブラウザ」がOLAPキューブを表示したのと同じように、ノード・ツリーとしてリレーショナル・キューブを図表します。ノードをクリックして選択します。ノードをダブルクリックしてノードを展開または閉じます。右クリックしてディメンションとメジャーを編集します。

  12. 「メジャー」を右クリックして、「メジャーの編集」を選択します。

    「メジャーの編集」ダイアログ・ボックスでは、リレーショナル列を「使用可能な列」リストから「メジャー・メンバー」リストに移動してメジャーとして定義できます。また、メジャー・ディメンション名の変更、デフォルト・ディメンションの指定、キューブへのメジャーの追加およびメジャー・ディメンションの集約メソッドの指定もできます。

  13. 「使用可能な列」から数値データ型の列を選択して、「右矢印」(>)をクリックして、その列を「メジャー・メンバー」に移動します。

    選択したメジャーはデフォルトのメジャー・ディメンションとして指定されています。

  14. オプション: メジャー・メンバーに複数のメジャーがある場合は、「デフォルト」のオプションをクリックして、デフォルト・メジャーとして使用するメジャーを指定できます。

  15. オプション: メジャー名を変更するには、「メンバー名」をダブルクリックして、名前を入力します。メンバー名は固有の名前で、SQLのメジャー・ディメンションの名前は正常に解読される名前でなければなりません。

  16. オプション: 別のメンバー集約メソッドを示すには、「集約タイプ」をクリックして、次の集約メソッドから選択します。集約タイプが指定されない場合は、デフォルトで「合計」が使用されます。

    • 合計

    • 最小

    • 最大

    • 平均

  17. メジャーとして使用するすべてのファクト・テーブル列を指定したら、「OK」をクリックします。

    リレーショナル・キューブ・エディタが表示されます。メジャー・ノードを展開してメジャー・ディメンションを表示します。

  18. 「ディメンション」を右クリックし、「ディメンションの追加」を選択します。

    「新しいディメンション名」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  19. 定義するディメンション名を入力して、「OK」をクリックします。

    「世代エディタ」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスではディメンションの世代の作成、世代の名前変更、戻り値に使用するIDと別名テーブルの指定、ディメンションの戻りのファクト・テーブルへの関連付けを行います。

  20. 「世代名」にディメンションの世代名を入力します。

    「メンバーIDと説明列の選択」には、デフォルトではファクト・テーブルが表示されます。

  21. テーブルのリストを縮小するには、「テーブルのタイプ」からフィルタを選択します。

  22. 「テーブル」からテーブルを選択します。

  23. 「列」リストの上部に、ID別名に使用する列を示します。

  24. 「列」リストの下部に、説明の別名に使用する列を示します。

    共通テーブル列を識別して、定義したディメンション世代をファクト・テーブルに関連付けします。通常共通列のいくつかの設定がファクト・テーブルのサーキットを識別するのに使用されます。

    共通テーブル列を識別するリレーショナル・テーブルと列の説明に関しては、リレーショナル・データベース管理者に問い合せてください。

    ディメンション世代テーブルを持つテーブルの共有列を最初に識別します。ファクト・テーブルを持つテーブルの共有列を検索します。ディメンション世代を持つ共有列もファクト・テーブルを持つ列の共有するかどうかを定義します。行う場合、関係がマップされます。そうでない場合は、ディメンション世代とファクト・テーブル間のブリッジをマップできるまで列の比較を続けます。

    「ファクト・テーブルのマッピングの定義」は、デフォルトではディメンションとテーブル・ファクトを表示します。共通列を共有しない場合は、「テーブルのタイプ」フィルタを選択し、ディメンション世代と一致する列を選択する必要があります。共通列を共有する場合は、「列」ドロップダウン・リストでその列を示します。

    テーブルと列が選択されている場合は、ディメンション世代とファクト・テーブルの関係がマッピングられるまで、新しい行が「ファクト・テーブルのマッピングの定義」に追加されます。

    選択を実行するときは、次の点を考慮してください。

    • 疑問符(?)は未定義の列を示します。

    • 左右の「列」リストには、共通の列が表示される必要があります。

    • ファクト・テーブルのマッピングの定義の各行には、上の行と異なる列セットが表示されます。

    • パフォーマンスを向上させるためには、指定する列の数はできる限り少なくします。

  25. 「ファクト・テーブルのマッピングの定義」で、「列」と一致する列がある「テーブル」からテーブルを選択します。

    指定したテーブルと列は、下の行に表示されます。

  26. 左の「列」に一致する右の「列」を選択します。

  27. ディメンション世代とファクト・テーブル間の関係がマッピングされるまで手順25および26を繰り返し、「OK」をクリックします。

    「リレーショナル・キューブ・エディタ」ダイアログ・ボックスが表示されます。プラス符号(+)をクリックしてディメンション、世代、およびメジャーのノードを展開して、リレーショナル・キューブの構造を表示します。

  28. オプション: 同じディメンションに世代を追加するには、ディメンション名をダブルクリックして「世代の追加」を選択します。「世代エディタ」が再度表示されます。手順20から27を繰り返します。

  29. オプション: 世代の順序をディメンション階層で並び替えるには、世代名を右クリックして、「上に移動」または「下に移動」を選択します。

    世代ノードが、ディメンション階層の特定の方向に移動します。

  30. オプション: 同じリレーショナル・キューブにディメンションを追加するには、「ディメンション」を右クリックして、「ディメンションの追加」を選択します。手順18から29を繰り返します。

  31. メジャー、ディメンション、および世代をすべて定義して並べ替えたら、「終了」をクリックします。

    「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。データベース接続を保存するリポジトリの場所を指定するようにメッセージが表示されます。

  32. データベース接続ファイルを保存するフォルダに移動します。

    • 「上へ」をクリックすると、選択フレームに親フォルダのコンテンツが表示されます。

    • 「ホーム」をクリックすると、選択フレームの現在の「ホーム」フォルダ(プリファレンスに設定)のコンテンツが表示されます。

    • 表示するコンテンツを含んでいるリポジトリ・フォルダのパスを「場所」に入力し、[Enter]を押します。

    • 「場所」でドロップダウン矢印をクリックして、そのリポジトリから別の場所を選択します。

    • 別のフォルダに移動したら、「前へ」をクリックして、最後のフォルダに戻ります。

    • 同じように、その場所の次のフォルダを順番に表示するには、「次へ」をクリックします。

      移動すると、「ファイルのタイプ」で指定したファイルとフォルダの一覧が選択フレームに表示されます。

  33. ファイルを保存する場所を検索して、「ファイル名」にデータベース接続名を入力して、「OK」をクリックします。

    リレーショナル・データベース接続ファイルが指定したリポジトリの場所に保存されます。それを使用してOLAPデータベース接続のようにドキュメントを作成できます。