データの制限

データの制限分析ツールは、ルールおよびオペランドに関連するデータ値を要求することにより、戻りセットを限定します。データは、2列の比較または1列の固定制限値により制限できます。

情報パネルには、現在のドキュメントに対応するAnalytic Servicesの「データの制限」の定義が表示されます。

「データの制限」はAnalytic Servicesにより実行されるので、ネットワーク・サーバーでの大きな結果セットの送信、およびクライアントでの大きな結果セットの処理が防止されます。

ユーザーは、分析ツールの右クリック・メニューを使用して、処理済のクエリーおよび未送信のクエリーの結果セットに「データの制限」を適用できます。新規ドキュメント・ウィザードの最後の手順で、「データの制限」の定義を作成できます。

表30. 「データの制限」ダイアログ・ボックス

コントロール

説明

列の選択

「列の選択」ダイアログ・ボックスが表示され、現在のドキュメントから列を選択できます。

「演算子」メニュー

演算子として「次より大きい:」(>)、「次と等しいか大きい:」(>=)、「次と等しい:」(=)、「次と等しいか小さい:」(<=)、「次より小さい:」(<)、「次と等しくない:」(<>)から選択します。

「オペランド」メニュー

次のオペランドのいずれかを指定します。

  • 値 - データをある1つの値または値の範囲に制限します。

  • 列のデータ値 - 追加の「列の選択」ボタンが表示され、2つの列を比較できます。

  • 欠落した値 - 欠落した値を制限します。

「値」ボックス

「データの制限」の条件の値を指定します。

注意:

「データの制限」または「上位/下位の取得」を適用する場合、フィルタ内でディメンションごとに1つのメンバーを使用することをお薦めします。1つのディメンションについて複数のメンバーを選択した場合、アプリケーションにより結果が集約されます。「データの制限」および「上位/下位の取得」はAnalytic Servicesクエリーの一部であるため、クエリーが戻された後に集約が行われることから、予期しない結果セットが得られる場合があります。