SAP BWのメンバー選択の詳細設定

大きなメンバー・セットを含むディメンションでは、ユーザーはディメンション・ブラウザの右クリック・メニューにより選択を定義できます。メンバー名を右クリックすることで、同族の関係およびデータベース固有のオプションによる選択が可能になります。

SAP BWとAnalytic Servicesでは、提供されるメンバー選択の詳細設定の方法セットが異なります。

表34. SAP BWのメンバー選択の詳細設定方法 

右クリック・メニュー・コマンド

説明

すべてのメンバー

すべてのメンバーを選択します。

ディメンションの最上位の選択

最上位の祖先を選択します。複数階層では最上位の祖先がすべて選択されます。

ディメンションの最下位の選択

すべての最下位の子孫を選択します。

子孫も選択

現在のメンバーとその子孫を選択します。

親の選択

現在のメンバーの親を選択します。

祖先も選択

現在のメンバーとその祖先を選択します。

子も選択

現在のメンバーとその子を選択します。

兄弟も選択

現在のメンバーと、同じレベルのメンバーおよび同じ親を持つメンバーを選択します。

レベルも選択

現在のメンバーと、同じレベルのすべてのメンバーおよび同じディメンションのメンバーを選択します。

レベルで選択

名前または番号により指定したレベルのすべてのメンバーを選択します。

前の項目も選択

現在のメンバーのレベルから可変数の前のメンバーを選択します。MDX LAGを使用して、戻す対象とする前のメンバーの数を指定します。

次の項目も選択

現在のメンバーのレベルから可変数の次のメンバーを選択します。MDX LEADを使用して、戻す対象とする以降のメンバーの数を指定します。

日付時系列

時間定義の条件に基づいて時間メンバーを選択します。SAP BWは、DTSの選択に対して集約値を戻さず、条件を満たすメンバーのみを戻します。

上位/下位の選択

ランクに基づいて、可変数のメンバーを戻します。

上位または下位の値を選択できます。両方を選択することはできません。ランクは、パーセンテージ、合計またはカウントによって計算できます。合計では、しきい値を使用し、そのしきい値を制限する値以下のメンバーを選択します。

クエリーに対するカスタム・フィルタにより、結果セットがディメンション・ブラウザのプレビューと異なる場合があります。

メンバーのフィルタのプロパティ

「メンバーのプロパティ」ダイアログ・ボックスが表示され、メンバーのSAP BWプロパティ値によりメンバーのサブセットを選択できます。

ツリーの検索

大きなディメンションからメンバーを検索します。階層は展開されますが、「選択項目」リストにメンバーは追加されません。