BPMA_Server_Config.xmlの構成設定

このセクションでは、次のトピックについて説明します。

接続タイムアウト設定の変更

BPMA_Server_Config.xmlファイルには、DimensionServerおよびlog4netという2つの主要要素があります。DimensionServerセクションには、ディメンション・サーバーとその他の関連コンポーネントの内部動作に固有の設定が含まれています。log4netセクションには、log4netモジュールが警告やエラーなどをロギングするために使用する設定が含まれています。BPMA_Server_Config.xmlファイルは次の場所にあります: <EPM_ORACLE_INSTANCE>\config\EPMA。次にBPMA_Server_Config.xmlファイルの抜粋を示します:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<Config>
  <DimensionServer>
    <Data_Access_Layer>
      <ConnectRetries>3</ConnectRetries>
      <ConnectRetryTimeout>30</ConnectRetryTimeout>
	  <CommandTimeout>900</CommandTimeout>
	  <UseWindowsAuthentication>false</UseWindowsAuthentication>
    </Data_Access_Layer>
   
   <SessionManager>
	<ClassPath>%EPM_ORACLE_HOME%\products\Foundation\BPMA\AppServer\DimensionServer\ServerEngine\bin\awbutil.jar;%EPM_ORACLE_HOME%\products\Foundation\BPMA\AppServer\DimensionServer\ServerEngine\bin\CASSecurity.jar;%EPM_ORACLE_HOME%\common\jlib\11.1.2.0\epm_j2se.jar;</ClassPath>

注意:

次の表の説明には、デフォルト値が示されているものがあります。デフォルト値は、Performance Management Architectのインストール時に自動的に事前に移入される値です。特に注記のないかぎり、設定を空白にしないでください。

次の表に、BPMA_Server_Config.xmlファイル内の設定のパラメータ、説明およびデフォルト設定を示します。

パラメータ説明デフォルト設定
DimensionServer

セッション・マネージャなどの、ディメンション・サーバーとその他の関連コンポーネントの内部動作に固有の設定が含まれています。

 
Data_Access_Layer

Shared Servicesから接続の詳細を取得できない場合にデータベースへの接続を作成するために使用される値が含まれています。

すべてのPerformance Management Architectコンポーネントは、同じ設定を使用しているPerformance Management Architectデータベースに接続します。次の設定はData_Access_Layerにあります:

  • ConnectRetries - 例外(エラー)をスローする前にデータベースへの接続を試行する回数

  • ConnectRetryTimeout - データベース接続が再試行される間隔(秒数)。

  • CommandTimeout - データベースに問合せを送信した後、データベース・エラーが報告されるまでの経過秒数。デフォルト値は900で、900秒(15分)を意味します。

  • UseWindowsAuthentication - SQL Serverデータベースの場合のみ。Trueに設定されている場合、Windows認証が使用されます。Falseに設定されている場合、SQL Server認証が使用されます。

 
EPMATempFilePath

次のPerformance Management Architect一時ファイルが保管されるディレクトリ:

  • OutputExportDocumentsがFALSE(デフォルト)に設定されている場合、最終的なエクスポート結果は次の場所に書き込まれます: EPMATempFilePathに置かれたフォルダ内のFinishedDeploymentDocument.xml

  • OutputExportDocumentsがTRUEに設定されている場合、最終的なエクスポート結果は次の場所に書き込まれます: ExportXSLPathに置かれたフォルダ内のFinishedDeploymentDocument.xml

デフォルトの場所は<EPM_ORACLE_INSTANCE>\tmp\EPMAです。

 
SessionManager

NetJNIBridgeサービスを介してShared Servicesに接続するためにセッション・マネージャ・サービスで使用される値が含まれています。セッション・マネージャでは、ユーザー認証、グループ、役割、権限情報、データベース接続情報などを取得するためにOracle Hyperion Shared Servicesを使用します。

 
JavaMinHeap SessionManagerセクションにあります。この設定には、起動時のJVMヒープ・メモリーの最小値が指定されています。定義可能な最大値は256Mです。 16m
JavaMaxHeapSessionManagerセクションにあります。この設定には、起動時のJVMヒープ・メモリーの最大値が指定されています。定義可能な最大値は1024Mです。512m
EnableNestedGroups

TRUEに設定すると、特定のユーザーに対してグループ・メンバーシップが要求されたときに、最上位グループとともにすべてのネストされたグループが戻されます。このパラメータをFALSEに設定すると、特定のユーザーに対してグループ・メンバーシップが要求されたときに、最上位グループのみが戻されます(ネストされたグループは含まれません)。

True
NetJNIBridgePort

NetJNIBridgeサービスがSessionManagerサービスと通信するために使用するポート番号。

5255
NetJNIBridgeHost

NetJNIBridgeサービスを実行中の物理マシンの名前。NetJNIBridgeがディメンション・サーバーと同じマシン上で実行されている場合は、この名前にlocalhostを使用できます。

 
Port

EPMAサーバーがリスニングするポート番号

5251
DimensionServerStartupTimeout

ディメンション・サーバーのインスタンスが例外をスローする前に待機する秒数。

300
ExportCompressionThreshold

エクスポートが圧縮される前のエクスポート済アプリケーションの最大サイズ(バイト)。

102400
ExportXSLPath

アプリケーション・エクスポートをフォーマットするために使用される.XSLファイルへのパス。

 
OutputExportDocuments

デプロイメントの際のアプリケーション・エクスポート中に、ファイル・システム内でのファイルの作成を使用可能または使用不可にします。

デフォルトでは、使用不可でFALSEに設定されています。使用可能にするには、この値をTRUEに設定します。

False
ProductMetadataPath

製品メタデータを定義する.XMLファイルへのパス。このパラメータは、ディメンション・サーバーでプロパティ定義などをロードするために使用されます。

 
CustomMetadataPath

(非推奨)

 

検証

検証を制御するために使用される値が含まれています。Application、MaxReportedErrors、MaxReportedWarningsおよびDefaultMessagesの設定が含まれています。

 
アプリケーションアプリケーション検証を制御するために使用される値が含まれています。 
MaxDeploymentHistoryEntriesアプリケーション・デプロイメント履歴の最大エントリ数をオーバーライドするには、この設定を追加します。入力する値は1より大きい値です。10

MaxReportedErrors

アプリケーションの検証時に記録できるエラーの最大数。

5000
MaxReportedWarnings

アプリケーションの検証時に記録できる警告の最大数。

5000
DefaultMessages

アプリケーションの検証時にユーザーに報告されるエラーと警告の合計の最大数。

25

AutoCleanupTemporary ApplicationsStartTime

AutoCleanupTemporary ApplicationsMinimumAge

サーバーが一時アプリケーションを自動的にクリーンアップする方法を制御します。

一時アプリケーションは、アプリケーション作成ウィザードによって使用されます。一時アプリケーションは、適切にクリーンアップされないと、除去されない可能性があります。

デフォルトでは、temporaryとしてマークされたアプリケーションは4:00:00 (午前4時)に自動的に除去されます。

注意:

この時刻は、24時間制フォーマットのローカル時間です。たとえば、午後2時30分は14:30:00と入力します。

時刻は、AutoCleanupTemporaryApplicationsStartTime設定を変更して調整できます。デフォルトでは、アプリケーションの経過時間が24時間を超える場合にクリーンアップの対象となります。アプリケーションの最少経過時間は、AutoCleanupTemporaryApplicationsMinimumAge値(分数)を設定して変更できます。

AutoCleanupTemporaryApplicationsStartTimeのデフォルトは4:00:00です。

AutoCleanupTemporaryApplicationsMinimumAgeのデフォルトは、1440です。

PurgeBaselineStartTime

不要になったベースラインの自動削除が開始される時刻を設定します。デフォルトでは、ローカル時間の午前3時です(3:00:00と入力されています)。

注意:

この時刻は、24時間制フォーマットのローカル時間です。たとえば、午後2時30分は14:30:00と入力します。

3:00:00
ImportErrorThreshold

実行中のインポートがシャット・ダウンする前に発生する可能性があるエラーと警告を合せた最大数。

デフォルト値: 1000

最小値: 0

最大値は定義されていません

ExcludedMemberLimit

EnumExcludedMembers() API呼び出しによって戻されるメンバーの数を制限します。

デフォルト値: 5000

最小値: 0

最大値: 5000

log4net

log4netモジュールが、エラーやデバッグ情報などをロギングするために使用する設定が含まれています。

注意!

このセクションの値は、Oracleカスタマ・サポートによって指示されないかぎり、変更しないでください。