Performance Management Architectについて

Oracle Hyperion EPM Architectは、Oracle Hyperion Foundation Servicesの機能であり、Oracle Hyperion Financial Management、Oracle Hyperion Planning、Oracle Essbase、Oracle Hyperion Profitability and Cost ManagementおよびOracle Data Relationship Managementと統合されています。Performance Management Architectを使用すると、管理者は1つのインタフェースでHyperionのアプリケーションを管理、作成およびデプロイできます。

作成およびデプロイメント

  • ディメンションをアプリケーションにドラッグ・アンド・ドロップすることによるアプリケーションの作成

  • 1つの環境内でのグラフィカルなアプリケーションの設計

  • 既存のアーティファクトを使用する対象固有のアプリケーションの作成

  • 定義済のサンプル・ライブラリからのディメンションの構成およびプロパティの定義

  • ディメンションの特定のメンバーを選択するフィルタの作成。たとえば、「勘定科目」ディメンションの「貸借対照表」の勘定科目を選択します。これによって、すべてのアプリケーションのすべてのディメンションを使用しないで、1つのディメンションを管理できます。

  • テストまたは仮定の分析用のアプリケーションの複製

  • クラシック・アプリケーション管理で管理されているアプリケーションを、ディメンション・ライブラリおよびアプリケーション・ライブラリに変換します。これにより、いつでもPerformance Management Architect内の機能を開始できます。

アプリケーションのビジネス・ルールの計算

Oracle Hyperion Calculation Managerを使用すると、Financial ManagementおよびPlanningのビジネス問題を解決する高度な計算を作成、検証、およびデプロイできます。計算マネージャを使用すると、次の計算を作成できます:

  • エンティティ間のコストの割当て

  • 収益モデリングの実行

  • 支出モデリングの実行

  • 貸借対照表の準備

  • キャッシュ・フローの計算

  • 為替換算調整勘定の計算

  • グループおよび少数株主持ち分の計算

  • 繰延税金の計算

管理:

  • 視覚的なアプリケーションのリンクおよび管理

  • 複数のアプリケーション間でのディメンションおよび属性の使用。(たとえば、勘定科目ディメンションを1つ作成して、それを複数のアプリケーションで使用できます。)Performance Management Architectは既存のアプリケーションおよびディメンショナリティを活用して、以前に構成されたディメンションを使用する他のアプリケーションに展開します。

  • グラフィカルなデータ・フローの管理

  • 影響分析の実行 - アプリケーション間の関係のグラフィカルなビューおよびモデル化

  • すべてのモデルに対する除外および変更における影響の処理および評価

  • アプリケーション間の手動によるディメンションおよびデータの調整の消去

このガイドでは、Performance Management Architectで導入された管理機能について説明します。クラシック・アプリケーション管理機能(Performance Management Architectでは管理されないアプリケーション用)の詳細は、Oracle Hyperion Planning管理者ガイドまたはOracle Hyperion Financial Management管理者ガイドを参照してください。

Performance Management Architectでのトレーニング(Oracle by Example、チュートリアル、デモなど)にアクセスするには、http://www.oracle.com/technetwork/tutorials/index.htmlに移動します。