階層セクション

このセクションでは、ディメンション・メンバー、それらのメンバー・プロパティと関係プロパティ、および階層/親-子関係を定義します。このセクションは:

  • 新規ディメンションおよび置換方法を使用する既存のディメンションには必須です。

  • マージ方法を使用する既存のディメンションにはオプションです。

  • 親の下にあるメンバーの順序を制御します。親の下にあるすべてのメンバーが階層セクションにある場合、既存のディメンションのメンバーは置換モードのインポート実行中に順序変更されます。

構文

!Hierarchies=Dimension_Name

'Parent;Child;Member-Relationship_Property1;…;Member-Relationship_PropertyN

パラメータ

説明

Dimension_Name

メンバーが定義されているディメンションの名前。

Parent

親メンバーの名前。これは必須列です。

Child

子メンバーの名前。これは必須列です。

Member-Relationship_PropertyX

個々のディメンション・タイプのメンバーレベルのプロパティまたはメンバー関係プロパティの名前。メンバー・プロパティ情報については、製品固有の章を参照してください。

IsPrimary

親の下にあるメンバーのインスタンスがプライマリか、または共有かを指定します。IsPrimaryパラメータはオプションですが、使用を強くお薦めします。定義しないままにすると、デフォルトのTrueに設定され、メンバーがプライマリであると想定されます。IsPrimaryを使用したメンバーのプライマリおよび共有インスタンスの指定を参照してください。

例

!Hierarchies=Currency
'Parent;Child
#root;EURO
#root;GBR
#root;USD
!Hierarchies=Scenario
'Parent;Child
#root;Actual
#root;Budget
!Hierarchies=Entity
'Parent;Child
#root;Entity_[None]
#root;Regional
Regional;UnitedStates
UnitedStates;California
California;Sunnyvale
California;FosterCity
UnitedStates;Connecticut
Connecticut;Stamford
!Hierarchies=Account
'Parent;Child
#root;Account_[None]
#root;ExchangeRates
ExchangeRates;Rate1
ExchangeRates;Rate2
#root;Plug

注意:

トークン「#root」は、一番上のディメンション・メンバーを親として参照するために使用されます。また、ディメンション名を使用して、一番上のディメンション・メンバーを親として参照できます。

ヒント:

AliasおよびUDAなど、複数の値を含んだプロパティは、階層セクションで定義できます。

例

階層セクションでのAliasプロパティの定義例: 

!Hierarchies=Entity
'Parent;Child;DefaultParent;Currency;AllowAdjs;AllowAdjFromChildren;HoldingCompany;Alias=English;Alias=French
#root;Entity_[None];Y;[None];N;N;;Entity None Alias;French None Alias
#root;Regional;Y;USD;Y;N;;Regional Operations;Operationes Regionale

例

階層セクションでのUDAプロパティの定義例: 

!Hierarchies=Plan1Account
'Parent;Child;UDA1; UDA2;UDA3;
111092;HSP_NOLINK;Plan1;Plan3
111093;HSP_NOLINK;Plan3