プロパティの変更

ディメンション・ライブラリからこれらのプロパティを編集できます:

  • アプリケーション

  • ディメンション

  • メンバー

プロパティは、カテゴリ別に整理されます:

  • システム - 名前、説明、メンバーが非アクティブかどうかなど、メンバーの特徴を識別するために使用されます。

  • 統計 - 子の数や兄弟の数など、メンバーについての統計情報を提供するために使用されます。

  • Essbase (ASO) - Essbase Aggregate Storage Option (ASO)アプリケーション

  • Planning -Planningアプリケーションに使用されます。

  • Essbase (BSO) - Essbase Block Storage Option (BSO)アプリケーション

  • 連結 - Financial Managementアプリケーション

  • 収益性 - Profitability and Cost Managementアプリケーション

ディメンション・プロパティのカテゴリは、製品ごとの章で定義されています:

それぞれの章では、これらのプロパティ、使用可能な値およびデフォルト値、およびその使用方法を左右する他の特徴について説明します。プロパティは、グローバル・プロパティまたは関係プロパティになります:

  • グローバル・プロパティ - グローバル・プロパティの値は、階層内のメンバーのすべてのインスタンス(共有インスタンスおよび孤立インスタンスを含む)に対して静的です。たとえば、エンティティ・メンバー「Kansas」の通貨値は、「United States」「Management」の下にあるメンバー「Kansas」の両方のインスタンスで「USD」です。グローバル・プロパティの値は、メンバーのどのインスタンスでも変更でき、変更はそのメンバーのすべてのインスタンスに反映されます。

  • 関係プロパティ - 関係プロパティの値は、階層内のメンバーの特定のインスタンスを対象とします。たとえば、エンティティ・メンバー「Washington」「Aggregation for Plan 1」の値は、メンバーが親である「United States」の下にある場合は「+」に設定できますが、「Washington」「Management」の下にある場合は「なし」に設定できます。

ディメンションのメンバーのプロパティは継承もできます。継承には、関係継承とアプリケーション継承の2種類があります。

  • 関係継承 - デフォルト値は、ディメンション内のメンバーの親のプロパティの値から取得されます。継承されるプロパティは、グローバルか、または関係によって様々です。継承されるグローバル・プロパティは、ディメンションのプライマリ・メンバーの親から継承されます。継承される関係プロパティは、プロパティ値が関係によって様々なので、メンバーの各インスタンスの親から継承されます。継承される値はデフォルト値のみで、メンバーに保管されている値による上書きもできます。この状況では、継承が上書きされているので、このプロパティの親に対する変更は、メンバーには反映されません。

  • アプリケーション継承 - アプリケーションの共有ディメンションのメンバーのプロパティのデフォルト値は、共有ライブラリ内のそのメンバーの値から継承されます。アプリケーション・レベルでは、共有ライブラリから継承されたプロパティ値を、そのアプリケーションにローカルな値で上書きできます。継承される値は、アプリケーションのメンバーのデフォルト値のみなので、アプリケーション内でも上書きできます。いったん上書きされたメンバーのプロパティには、共有ライブラリのディメンションに対する変更は反映されません。