その他のEssbase機能がPlanningディメンションでサポートされるようになりました。シナリオ、バージョンおよび期間ディメンションに、子および兄弟を追加できます。さらに、ディメンション階層でメンバーの切取り、貼付け、展開および縮小ができます。このディメンションには共有メンバーを使用することもでき、すべてのディメンションにおいてルート・レベルで2パス計算を設定できます。たとえば、次のようなことができます。
シナリオおよびバージョンのディメンションで、階層を作成し、共有メンバーを使用します。子をボトムアップ・バージョンに割り当てる場合、これらのバージョンは読取り専用の親としてデータ・フォームに表示されます。
期間ディメンションで、代替階層を作成し、共有子孫を使用します。すべての期間のデータ・ストレージは、有効なデータ・ストレージ値に設定できます。すべてのシナリオ、バージョンおよび期間の連結演算子(BegBalanceを含む)は、任意の有効な連結演算子に設定できます。たとえば、~(無視)のかわりに+に設定できます。
属性には階層を作成し、別名を割り当てます。
たとえば、勘定科目のルート・レベルの2パス計算をオンにします。
注意! | 2パス計算は、動的計算が設定されていない勘定科目以外のメンバーでは無視されます。この設定を使用する場合は、通貨換算スクリプトへの影響を考慮してください。 |
注意: | マルチ通貨アプリケーションの場合、組込み済の通貨換算計算スクリプトは、任意のシナリオ、バージョン、期間または年メンバー、または特定のディメンション・ルート(エンティティ、バージョン、通貨、カスタム・ディメンションなど)でデータ・ストレージを動的に変更した場合、適切に機能しません。データ・ストレージを変更する場合は、通貨換算スクリプトに対する影響を考慮してください。 |