Planningアプリケーション内の共有メンバー

メンバーを共有すると、Planningアプリケーション内でロールアップ構造の入れ替えが行えます。共有メンバーを作成する前に基本メンバーが存在している必要があります。基本メンバーに複数の共有メンバーを作成できます。共有メンバーを上から下まで位置づける前に基本メンバーを表示させてください。

共有メンバーは勘定科目、エンティティ、シナリオ、バージョン、期間およびカスタム・ディメンションで作成できます。共有メンバーは、メンバーに有効なメンバー名、別名、基本通貨、プラン・タイプなどのプロパティの定義をいくつか共有します。共有メンバーのData Storageプロパティは共有またはShareDataである必要があります。カスタム・プロパティ、カスタム・プロパティ値およびメンバー式は、共有メンバーには使用できません。

共有メンバーは、他の親メンバーには移動できません。共有メンバーを削除してから別の親メンバーの下に再作成する必要があります。共有メンバーは階層の最下位レベル(レベル0)である必要があり、子を持つことはできません(基本メンバーはレベル0である必要がありません)。共有メンバーにデータを入力できますが、その値は基本メンバーに保管されます。共有メンバーの注意事項を次に示します:

• 基本メンバーは共有メンバーの親になることはできません。共有メンバーはディメンション階層のそれ以外の場所に存在できます。

• 共有メンバーおよびそれに対する基本メンバーは同じ名前を持つ必要があります。

• Performance Management Architectで、共有メンバーのデータ・ストレージをShareDataに設定する必要があります。そうしないと、アプリケーションがPlanningにデプロイされたときに、共有メンバーが追加されません。

Oracle Hyperion Business RulesおよびOracle Smart View for Officeのメンバー選択のディメンション階層で、共有メンバーは基本メンバーと同じように表示されます。Oracle Hyperion Business Rulesの場合、それを明示するラベルはありません。したがって、「データのコピー」などのアクションで共有メンバーを選択できないことがあります。