Planningの各データ値は、ディメンション・メンバー・セットおよびプラン・タイプによって識別されます。Performance Management Architectアプリケーションからのディメンション・メンバーの除外は、デプロイメント時には削除アクションに翻訳されます。したがって、ディメンション・メンバーを除外すると、再デプロイのときにデータを失うことになることがあります。
再デプロイメントのときには、PlanningアプリケーションはPerformance Management Architectからリフレッシュされ、アプリケーションで使用されるすべてのディメンションはPerformance Management Architect内のそれぞれの現在の構造とともにリフレッシュされます。再デプロイメントでは、変更されたかどうかにかかわらず、すべてのディメンションおよびそれらのメンバーがリフレッシュされます。
除外されたメンバーが他のどこか(データ・フォームでの選択など)で使用されているとき、それらの関連付けは除去されます。アプリケーションからメンバーを除外する前に、Planning内のPlanningの使用の表示機能を使用して、メンバーがアプリケーションで使用されているかどうかを判断し、ディメンション・メンバーの除外による影響を確認します。「使用の表示」機能の詳細は、Oracle Hyperion Planning管理者ガイドを参照してください。
Performance Management Architectアプリケーションのディメンションからメンバーが削除され、そのアプリケーションがPlanningにデプロイされている場合、そのメンバーはPlanningのそのディメンションから削除されます。これによって、そのメンバーに関連するサポート詳細、データおよび参照などが存在する場合はすべて削除されます。例:
シナリオ・ディメンション、バージョン・ディメンション、またはエンティティ・ディメンション・メンバーを除外すると、プランニング・ユニット、そのすべての履歴(データ)および注釈が削除されます。
データ・フォームから参照されているメンバーを除外するとデータ・フォームの定義が変更され、ルート・ディメンション・メンバーだけを使用することになります。これによって、アクセス権を失ったり、データ・フォームに表示するデータがなくなったりする可能性があります。
エンティティによって参照されている通貨ディメンション・メンバーを除外すると、そのエンティティが変更され、Performance Management Architectのアプリケーションに対してデフォルト通貨を使用することになります。
Performance Management Architectのアプリケーションから除外されたカスタム・ディメンションおよび属性ディメンションは、デプロイメント中はPlanningから削除されません。ただし、それらのディメンション・メンバーがPerformance Management Architectのアプリケーションから削除されると、デプロイメント中のPlanningからも削除されます。
エンティティの削除中のパフォーマンスを改善するには、rootメンバーを除外することで、すべてのシナリオおよびバージョンに対するサブツリーのプランニング・ユニットを最初に除外します。エンティティのメンバーを削除した後で、ビジネス・ルール、レポートおよびデータ・フォームを更新して検証する必要があります。
注意: | データ検証ルールで使用されるメンバーを削除した場合、メンバーはPlanningから削除されません。アプリケーションをPlanningにデプロイした場合、ジョブ・コンソールには、デプロイメントがエラーで完了したことが表示され、メッセージ・ログにはメンバーが削除されていないことが表示されます。 |