アプリケーションでは、少なくとも1つのプラン・タイプを構成する必要があります。各プラン・タイプに対してEssbaseデータベースが作成されます。Planningアプリケーションに対しては最高3つのプラン・タイプ、個別のモジュールに対しては2つのプラン・タイプを設定できます。アプリケーション作成後はプラン・タイプの名前や数を変更できません。
アプリケーションの勘定科目、エンティティおよびその他の要素を作成するとき、それらをプラン・タイプに関連付けます。それによって、各プラン・タイプのデータベースにはアプリケーションのディメンション、メンバーおよびプラン・タイプに関連するデータ値のみが含まれるようになります。これで、設計、サイズおよびパフォーマンスが最適化されます。
プラン・タイプの数は、組織での必要性に依存します。たとえば、販売部門には年次収益プランがあり、財務部門にはP&L (損益計算書)プランがある場合、収益およびP&Lという2つのプラン・タイプを定義できます。
データはプラン・タイプ間で共有できます。たとえば、収益プランには、製品販売合計勘定科目にロール・アップされる販売の明細科目がいくつか含まれることがあります。P&Lプランに製品販売合計勘定科目を含めるように構成できます。この構成によって、製品販売合計勘定科目のデータ値を明細科目なしでP&Lプランに取込むことができます。これによって、P&Lプランのデータベースは小さく、効率的になります。
プラン・タイプの名前には8文字まで使用できます。8文字を超えても、シングルバイトおよびダブルバイトの文字を入力できますが、Essbaseデータベースが作成されるときにエラー・メッセージが表示されます。EssbaseがUNIXサーバーにインストールされている場合は、プラン・タイプ名にはアンダースコア文字を使用できません。
Public Sector Planning and Budgetingについては、Oracle Hyperion Public Sector Planning and Budgetingユーザー・ガイドを参照してください。
Oracle Project Financial Planningの詳細は、Oracle Project Financial Planningユーザー・ガイドを参照してください。
プラン・タイプを定義するには、次のいずれかのアクションを行います:
アプリケーション・ウィザードを使用している場合は、プラン・タイプを選択してプラン・タイプ名を入力します。
「全般」アプリケーション・タイプには、最大3つの汎用プラン・タイプ、1つの「Workforce」プラン・タイプおよび1つの「Capital Asset」プラン・タイプを指定できます。
「Public Sector Planning and Budgeting」アプリケーション・タイプには、最大3つの汎用プラン・タイプおよび1つの「人材プランニング」プラン・タイプを指定できます。「人材プランニング」プラン・タイプは、デフォルトで選択され、削除できません。予算詳細のレベルを選択します:
従業員: 従業員データのみを含めます
職階: 職階データのみを含めます
職階および従業員: 職階と従業員の両方のデータを含めます
「Project Financial Planning」アプリケーション・タイプには、最大3つの汎用プラン・タイプを指定できます。また、「業種サンプル」アプリケーションを作成するかどうかを次から選択できます:
なし: 基本的なProject Financial Planningアプリケーションを作成し、サンプル・アプリケーションを作成しない場合、このオプションを選択します。
情報技術: 情報技術(IT)業界固有のProject Financial Planningアプリケーションを作成し、サンプル・アプリケーションを作成する場合、このオプションを選択します。サンプル・アプリケーションには、プロジェクト、従業員、資産およびその他のメタデータと、IT業界に固有のデータが含まれます。
注意: | 「なし」を選択した場合、カレンダ範囲を定義する必要があります。「業種サンプル」ドロップダウンから「情報技術」を選択した場合、「デフォルト通貨」、「複数通貨の使用」、「基本期間」、会計年度開始月、「会計年度の数」および他のすべてのカレンダ関連のプロパティの値は、自動的に設定され、変更できません。 |
手動でアプリケーションを作成している場合は、「Plan 1 Name」プロパティをダブルクリックしてそのプラン・タイプの名前を入力します。追加のプラン・タイプに対してもこのプロセスを繰り返します。