Performance Management Architectでは、アプリケーション間でディメンションを管理および共有するのみではなく、アプリケーションに固有の独自のディメンションを使用可能にします。さらに、アプリケーション内でディメンションを共有からローカル(またはその逆)に変更することもできます。この機能により、他のアプリケーションとのディメンション共有要件を、アプリケーションの作成時に定義しなくても時間の経過とともに変更する柔軟性が、デプロイ済アプリケーションにもたらされます。
ローカル・ディメンションを作成し、アプリケーションでディメンションをローカルに管理できます。その後で、それらのローカル・ディメンションを共有することにしたり(ローカルから共有に変換)、それらのディメンションを他のアプリケーションが独自に使用する別個のディメンションとして共有ライブラリにコピーできます。一度ディメンションが共有ライブラリに入れられると、ディメンションを使用する他のアプリケーションに更新を様々な方法で配布できます(共有ライブラリを使用して継承したり、ディメンションの同期を明示的に使用して共有ライブラリおよびアプリケーションの間で変更を移動します)。
ディメンションの添付解除(共有からローカルに変換)により、共有ライブラリ内のディメンションおよびアプリケーション内の対応するディメンションの間の共有リンクを切断しながら、アプリケーションで同じディメンション構造およびプロパティ値の維持が使用可能になります。この場合、共有ライブラリ内のディメンションに加えられた変更は、アプリケーションに自動的に継承されなくなります。