勘定科目

次の表では、勘定科目ディメンションのメンバー・プロパティを説明します。プロパティ・ラベル列は、Performance Management Architectプロパティ・グリッドのプロパティに表示されるラベルを示します。プロパティ名列に表示される名前を使用すると、Performance Management Architectバッチ・クライアントを使用してプロパティ値を変更できます。スクリプトの実行の詳細は、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Architectバッチ・クライアント・ユーザー・ガイド』を参照してください。

表25. 勘定科目ディメンションのメンバー・プロパティ

プロパティ・ラベル

値の説明

プロパティ名
別名

メンバーの説明(最大80文字)

Aliasプロパティを使用するには、別名ディメンションを作成し、プロパティを定義して、その別名ディメンションを別のディメンションに関連付けます。たとえば、値が英語、フランス語およびイタリア語の別名ディメンションを作成し、その別名ディメンションを勘定科目ディメンションに関連付けられます。

Alias

Calc Attribute

計算の説明(最大80文字)

この情報はデータ・フォームおよびデータ・グリッドに表示されます。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

CalcAttribute

Consolidation Account Type

次のいずれかの値です:

  • ASSET(資産)

  • LIABILITY(負債)

  • REVENUE(収益)

    注意:

    リリース4.1より前のFinancial Managementでは、この勘定科目の種別はINCOMEと呼ばれています。

  • EXPENSE(支出)

  • FLOW(フロー)

  • BALANCE(残高)

  • BALANCERECURRING(経常残高)

  • CURRENCYRATE(通貨レート)

  • GROUPLABEL(グループラベル)

  • DYNAMIC(動的)

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

ConsolidationAccountType

Default Parent

勘定科目のデフォルトの親。デフォルトの親の値は派生値であり、値の入力はできません。

DefaultParent

<DimensionAliasName> Top Member

勘定科目で有効なカスタム・ディメンションの最上位のメンバー

指定したメンバーおよびその子孫のすべてが勘定科目で有効です。

このプロパティの値を入力するには、勘定科目およびカスタム・ディメンションを関連付ける必要があります。

<DimensionAliasName>TopMember

Enable <DimensionAliasName> Aggregation

勘定科目ディメンションおよびカスタム・ディメンションが交差するセルで集約できるかどうかを指定します。

このプロパティは、特殊な合計(加算ではない)に使用されます。勘定科目がカスタム・ディメンションで集約できるようにする場合はYを指定し、集約できるようにしない場合はNを指定します。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

Enable<DimensionAliasName>Aggregation

Enable Data Audit

シナリオが監査されるかどうかおよび監査可能な対象

  • すべての勘定科目を監査する場合はY。Enable Data AuditがFalseに設定されている勘定科目も監査されます。

  • N: すべての勘定科目の監査を使用不可にする

EnableDataAudit

ICP Top Member

勘定科目のICP最上位のメンバー

指定したメンバーおよびその子孫のすべてが勘定科目で有効です。

このプロパティの値を入力するには、勘定科目およびICPディメンションを関連付ける必要があります。

ICPTopMember

Is Calculated

勘定科目を計算できるかどうかを指定します。

基本レベルの勘定科目のみを計算できます。基本レベルの計算済勘定科目に値を入力できません。勘定科目を計算するにはYを指定し、それ以外の場合はNを指定します。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

IsCalculated

Is Consolidated

勘定科目が親勘定科目に連結されているかどうか

親勘定科目に連結する場合はYを指定し、親勘定科目に連結しない場合はNを指定します。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

IsConsolidated

Is ICP

勘定科目が内部取引勘定科目であるかどうか

  • Y: 自己ICPトランザクションを含め、ICP取引を計上できる場合。

  • N: ICPトランザクションを計上できない場合。

  • R: ICPトランザクションを計上できるが、勘定科目そのものにICPトランザクションを指定できない場合。

内部取引勘定科目の場合は、調整勘定科目を指定する必要があります。

IsICP

Name

勘定科目の名前(必須)

名前は、スペースを含めて最大80文字を指定できます。スペースで開始したり、次の文字を含めることはできません:

  • アンパサンド( & )

  • アスタリスク( * )

  • アット・マーク( @ )

  • カンマ( , )

  • 中かっこ( { } )

  • 二重引用符( " )

  • マイナス記号( - )

  • シャープ( # )

  • ピリオド( . )

  • プラス符号( + )

  • セミコロン( ; )

  • スラッシュ( / )

名前

Number of Decimal Places

勘定科目の値に、小数点の右側に表示される桁数(0から9)(必須)

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

NumDecimalPlaces

Plug Account

内部取引での矛盾を特定するために使用される勘定科目の名前(勘定科目のIsICPプロパティが選択されている場合に必須)

このプロパティの値を入力するには、2つの勘定科目ディメンションを関連付ける必要があります。

PlugAccount

Security Class

勘定科目データにアクセスできるユーザーを定義するセキュリティ・クラスの名前(最大80文字)

このプロパティの値を入力するには、勘定科目およびセキュリティ・クラス・ディメンションを関連付ける必要があります。

SecurityClass
Submission Group

送信グループ(0から99)。

送信グループが0に設定されると、勘定科目が確認プロセスに含まれなくなります。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

デフォルト値: 1

SubmissionGroup

User Defined 1、User Defined 2、User Defined 3

勘定科目のカスタム情報(最大80文字)

User Defined1、User Defined2およびUser Defined3関数は、このプロパティに格納されたテキストを取得します。

UserDefined1

UserDefined2

UserDefined3

Uses Line Items

勘定科目がライン・アイテムを保持できるかどうかを示します。勘定科目がライン・アイテムを使用する場合はYを指定し、勘定科目がライン・アイテムを使用しない場合はNを指定します。

注意!

ライン・アイテムの詳細を入力した後にこのプロパティを変更すると、格納されたライン・アイテムの詳細が勘定科目で有効でなくなる場合があります:

  • 勘定科目がライン・アイテムを容認したが今は容認不可となった場合、データベースに保管されたライン・アイテムの詳細が有効ではなくなります。合計のみが表示されます。

  • 勘定科目がライン・アイテムを容認しなかったが今は容認可能となった場合、合計額のみが表示されますが、合計とライン・アイテムの詳細情報が一致するように、合計を抽出してそれをライン・アイテムの詳細データとしてロードできます。

UsesLineItems