勘定科目の種別の動作

次の表は、システムにおける勘定科目の種別の動作を示しています。たとえば、ASSET勘定科目は、期間をまたぐ合計は計算されず、REVENUE勘定科目では年度累計が出力されます。借方がASSET勘定科目の場合、入力した値はその勘定科目に加算されます。貸方がASSET勘定科目の場合、入力した値はその勘定科目から減算されます。GROUPLABELを除くすべての勘定科目の種別にはデータが含まれます。

表26. 勘定科目の種別の動作

勘定科目の種別

勘定科目の種別の動作
 

年次累計

借方

貸方

デフォルトの換算

ASSET(資産)

いいえ

加算

減算

DefaultRateForBalance勘定科目

LIABILITY(負債)

いいえ

減算

加算

DefaultRateForBalance勘定科目

REVENUE(収益)

はい

減算

加算

DefaultRateForFlow勘定科目

EXPENSE(支出)

はい

加算

減算

DefaultRateForFlow勘定科目

FLOW(フロー)

はい

加算

減算

なし

BALANCE(残高)

いいえ

加算

減算

なし

BALANCE RECURRING(経常残高)

いいえ

加算

減算

なし

CURRENCYRATE(通貨レート)

いいえ

N/A

N/A

N/A

GROUPLABEL(グループラベル)

N/A

N/A

N/A

N/A

DYNAMIC(動的)

N/A

N/A

N/A

N/A

異なるタイプの親勘定科目に集約されるときの動作は、勘定科目の種別によって異なります。たとえば、ASSET勘定科目の値は、親ASSETおよびEXPENSE勘定科目に加算され、親LIABILITYおよびREVENUE勘定科目から減算されます。

注意:

下の表では、勘定科目の種別を1文字または2文字の略号で示しています。

表27. 親勘定科目への集約時の勘定科目の種別の動作

 

親勘定科目の種別ごとの勘定科目の種別の動作

Type

A

L

R

E

F

B

BR

C

G

D

ASSET(資産)

加算

減算

減算

加算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

LIABILITY(負債)

減算

加算

加算

減算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

REVENUE(収益)

減算

加算

加算

減算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

EXPENSE(支出)

加算

減算

減算

加算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

FLOW(フロー)

加算

加算

加算

加算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

BALANCE(残高)

加算

加算

加算

加算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

BALANCE RECURRING(経常残高)

加算

加算

加算

加算

加算

加算

加算

いいえ

いいえ

いいえ

CURRENCYRATE(通貨レート)

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

GROUPLABEL(グループラベル)

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

DYNAMIC(動的)

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

注意:

上の表の「なし」は、勘定科目の種別が親勘定科目に集約されないことを示します。

勘定科目の種別が親勘定科目に集約される例を次に示します:

勘定科目の種別が親勘定科目に集約されます。

この例では、総資産(ASSET勘定科目)が固定資産(ASSET勘定科目)および償却(LIABILITY勘定科目)の親です。勘定科目が親勘定科目に連結されると、固定資産の値100が加算され、償却の値20が減算されて、結果の総資産の値は80になります。