カスタム

カスタム・ディメンションは、Performance Management Architectの汎用ディメンション・タイプで表されます。汎用ディメンション・プロパティであるカスタム・ディメンションは、汎用Performance Management Architectディメンションをカスタム連結ディメンションにマッピングします。任意の数のカスタム・ディメンションをFinancial Managementアプリケーション・ビューに追加できます。

表29.  カスタム・ディメンションのメンバーおよびディメンション・プロパティ

プロパティ・ラベル

値の説明

プロパティ名
別名

メンバーの説明(最大80文字)

Aliasプロパティを使用するには、別名ディメンションを作成し、プロパティを定義して、その別名ディメンションを別のディメンションに関連付けます。たとえば、別名ディメンションを英語、フランス語およびイタリア語の値で作成して、その別名ディメンションをカスタム・ディメンションに関連付けられます。

Alias

Aggregation Weight

カスタム・ディメンションの集約加重には、任意の値(正または負の値)および分率(たとえば、1.5は有効な値)を指定できます。デフォルト値は0(集約なし)および1(集約あり)です。値が0または1以外の場合は、乗数の値を使用して子メンバーが親に集約されます。

たとえば、集約加重を.5に設定すると、メンバーの値の50%だけが親に集約されます。

AggregationWeight

Default Parent

カスタム・メンバーのデフォルトの親。デフォルトの親の値は派生値であり、値の入力はできません。

DefaultParent
Dimension Alias
  • これは、ディメンション・レベルのプロパティです。

  • 最大20文字まで使用可能です

  • この値は空白にできません。

  • 既存のディメンション別名プロパティが使用されます

  • スペースは使用できません

  • 初期デプロイメント後は変更できません

DimensionAlias
Dimension Size
  • これは、ディメンション・レベルのプロパティです。

  • 有効な値: 大、中、小

  • 初期デプロイメント後は変更できません

注意:

カスタム・ディメンションを作成すると、ディメンション・サイズはデフォルトで「大」に設定されますが、アプリケーションを最初にデプロイする前は、ディメンション・サイズを「中」または「小」に変更できます。

DimensionSize

Is Calculated

基本レベルのカスタム勘定科目が計算されるかどうか

基本レベルのカスタム勘定科目のみが計算できます。基本レベルの計算されたカスタム勘定科目には値を入力できません。カスタム勘定科目を計算するにはYを指定します; それ以外の場合はNを指定します。

IsCalculated

Name

カスタム・メンバーの名前(必須)

名前は、スペースを含めて最大80文字を指定できます。スペースで開始したり、次の文字を含めることはできません:

  • アンパサンド( & )

  • アスタリスク( * )

  • アット・マーク( @ )

  • カンマ( , )

  • 中かっこ( { } )

  • 二重引用符( " )

  • マイナス記号( - )

  • シャープ( # )

  • ピリオド( . )

  • プラス符号( + )

  • セミコロン( ; )

  • スラッシュ( / )

注意:

Custom1ディメンション・メンバー名を連結メソッドの名前と同じにできません。

名前

Security Class

カスタム・ディメンション・データにアクセスできるユーザーを定義するセキュリティ・クラスの名前(最大80文字)

このプロパティに値を入力するには、カスタム・ディメンションおよびセキュリティ・クラス・ディメンションを関連付ける必要があります。

SecurityClass
Short Name
  • これは、ディメンション・レベルのプロパティです。

  • 最大10文字まで使用可能です

  • この値は空白にできません。

  • スペースは使用できません

  • 初期デプロイメント後は変更できません

ShortName
Submission Group

送信グループ(0から99)。

デフォルトの空白は、1に設定されます。送信グループがゼロ(0)に設定されると、カスタム・メンバーは確認プロセスに含まれません。

SubmissionGroup

Switch Sign For Flow

次のルールを使用するFLOW勘定科目の符号変更(借方/貸方)を指定します。

  • ASSETからLIABILITYへ

  • LIABILITYからASSETへ

  • EXPENSEからREVENUEへ

  • REVENUEからEXPENSEへ

  • BALANCEからFLOWへ

  • FLOWからBALANCEへ

この勘定科目の符号が切り替えられる場合はY、切り替えられない場合はNを指定します。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

SwitchSignForFlow

Switch Type For Flow

次のルールを使用するFLOW勘定の勘定科目の種別の変更を指定します。

  • ASSETからEXPENSEへ

  • EXPENSEからASSETへ

  • LIABILITYからREVENUEへ

  • REVENUEからLIABILITYへ

  • BALANCEからFLOWへ

  • FLOWからBALANCEへ

この勘定科目の種別が切り替えられる場合はY、切り替えられない場合はNを指定します。

注意:

このプロパティの値を親レベルで定義すると、すべての子がその値を自動的に継承します。

SwitchTypeForFlow
Use For Currency
  • これは、ディメンション・レベルのプロパティです。

  • 有効な値: 先、元、なし

  • 「先」および「元」は、アプリケーションごとに1つのみ必要です

  • 「先」または「元」のフラグが付いたディメンションは、サイズを「大」にする必要があります

  • 初期デプロイメント後は変更できません

UseForCurrency

User Defined 1、User Defined 2、User Defined 3

カスタム・メンバーのカスタム情報(最大80文字)

User Defined 1、User Defined 2およびUser Defined 3関数は、このプロパティに保管されたテキストを取得します。

UserDefined1

UserDefined2

UserDefined3