アプリケーション

アプリケーション・プロパティは、従来のFinancial Managementメタデータ・ファイルのアプリケーション設定セクションと同じです。アプリケーション・プロパティはFinancial Managementアプリケーション全体に適用され、アプリケーションの次の情報を決定します。

  • 組織が動的かどうか、期間別組織を使用するかどうか?

  • どのディメンションにセキュリティを設定するか?

  • どのデフォルトの換算レートを使用するか?

  • ICP加重はどの程度か?

  • 連結ルールを適用するかどうか?

  • デフォルト通貨は何か?

表32. アプリケーション・プロパティ

プロパティ・ラベル

値の説明

プロパティ名

Consolidation Rules

アプリケーションで連結ルールがサポートされるかどうかを指定します。次のいずれかの値を指定します。

  • Y: ユーザー定義ルールのConsolidate()ルーチンに記述されているルールを使用します

  • R: 値ディメンションの比例値を導出します。比例データは保管されないことに注意してください。

  • N: デフォルトの連結および消去を使用します

デフォルト値: N

ConsolidationRules

Default Currency

アプリケーションのデフォルト通貨を指定します。

このプロパティの値は必須です。

DefaultCurrency

Default Rate For Balance Accounts

ASSETまたはLIABILITY勘定科目で使用する換算レートを含む勘定科目を指定します。

このプロパティの値は必須です。

DefaultRateForBalanceAccounts

Default Rate For Flow Accounts

REVENUEまたはEXPENSE勘定科目で使用する換算レートを含む勘定科目を指定します。

このプロパティの値は必須です。

DefaultRateForFlowAccount

Default Value For Active

アプリケーション内のエンティティがデフォルトでアクティブか、デフォルトで非アクティブかを指定します。非アクティブのエンティティはその親に集計されません。

このプロパティの値は必須です。

非アクティブの場合は0、アクティブの場合は1を指定します。

DefaultValueForActive

Enable Metadata Security Filtering

アプリケーションのユーザーがすべてのディメンションのメンバーを参照するか、アクセス権のあるメンバーだけを参照するかを指定します。システムは次のディメンションをフィルタできます:

  • シナリオ

  • エンティティ

  • 内部取引パートナ(ICP)

  • 勘定科目

  • カスタム

ユーザーがアクセス権を持つディメンション・メンバーだけを表示するにはYを、アプリケーション内のすべてのディメンションを表示するにはNを指定します。

デフォルト値はNです。

EnableMetadataSecurityFiltering

ICP Entities Aggregation Weight

ICPディメンションの[ICP Top]メンバーに集約される、内部取引パートナ・エンティティの[ICP Entities]の比率を指定します。

百分率の値を、小数(1.0が100パーセント)で表します。値は正または負にすることができます。

このプロパティの値は必須です。

デフォルト値: 1

ICPEntitiesAggregationWeight

Maximum Cell Text Size

セル・テキストで使用できる最大文字数を指定します。

有効な値は、制限なしを示す-1または2,147,483,647までの正数です。

デフォルト値: 1900

MaxCellTextSize

Maximum Document Attachment Size

ドキュメントの添付ファイルのサイズの最大バイト数を指定します。

有効な値は、制限なしを示す-1または2,147,483,647までの正数です。

MaxDocAttachmentSize

Maximum Number of Document Attachments

ユーザーごとのドキュメントの添付ファイルの最大数を指定します。

有効な値は、制限なしを示す-1または2,147,483,647までの正数です。

MaxNumDocAttachments

Node Security

ノードのセキュリティ・アクセスのタイプを指定します。

有効な値は親かエンティティです。

エンティティのセキュリティ・アクセスに基づいてノード・データをチェックするには「エンティティ」を指定し、親のセキュリティ・アクセスに基づいてノード・データをチェックするには「親」を指定します。

このプロパティの値は必須です。

NodeSecurity

Org By Period Application

以前の連結構造と新しい連結構造をアプリケーションで共存させることができるかどうかを指定します。

次のいずれかの値を指定します。

  • Y: アプリケーションで新旧の組織構造を許可します

  • N: アクティブな組織構造のみを許可します

OrgByPeriodApplication

Security For Accounts

アプリケーションの勘定科目にセキュリティを設定するかどうかを指定します。

アプリケーションの勘定科目にセキュリティを設定する場合はY、設定しない場合はNを指定します。

SecurityForAccounts

Security For <DimensionAliasName>

アプリケーションのカスタム・ディメンションをセキュリティで保護するかどうかを指定します。アプリケーションのカスタム・ディメンションにセキュリティを設定する場合はY、設定しない場合はNを指定します。

SecurityFor<DimensionAliasName>

Security For Entities

アプリケーションのエンティティにセキュリティを設定するかどうかを指定します。アプリケーションのエンティティにセキュリティを設定する場合はY、設定しない場合はNを指定します。

SecurityForEntities

Security For ICP

アプリケーションのICPメンバーにセキュリティを設定するかどうかを指定します。アプリケーションのICPメンバーにセキュリティを設定する場合はY、設定しない場合はNを指定します。

SecurityForICP

Security For Scenarios

アプリケーションのシナリオにセキュリティを設定するかどうかを指定します。アプリケーションのシナリオにセキュリティを設定する場合はY、設定しない場合はNを指定します。

SecurityForScenarios

Support Submission Phase for Account

プロセス管理のフェーズ提出を、アプリケーションの勘定科目でサポートするかどうかを指定します。

有効な値はTRUEまたはFALSEです。

デフォルト値: False

SupportSubmissionPhaseForAccount

Support Submission Phase for <DimensionAliasName>

アプリケーション内のカスタム・メンバーで、プロセス管理のフェーズ化された送信がサポートされるかどうかを指定します。

有効な値はTRUEまたはFALSEです。

デフォルト値: False

SupportSubmissionPhaseFor<DimensionAliasName>

Support Submission Phase for ICP

プロセス管理のフェーズ提出を、アプリケーションのICPメンバーでサポートするかどうかを指定します。

有効な値はTRUEまたはFALSEです。

デフォルト値: False

SupportSubmissionPhaseForICP

Use PVA For Balance Accounts

BALANCE勘定のデフォルト換算メソッドを指定します。

次のいずれかの値を指定します。

  • Y: 期別値(PVA)換算メソッドを使用します

  • N: 為替レート値(VAL)換算メソッドを使用します

UsePVAForBalanceAccounts

Use PVA For Flow Accounts

FLOW勘定のデフォルト換算メソッドを指定します。

次のいずれかの値を指定します。

  • Y: 期別値(PVA)換算メソッドを使用します

  • N: 為替レート値(VAL)換算メソッドを使用します

UsePVAForFlowAccounts
Use Submission Phase

プロセス管理のフェーズ提出をアプリケーションで使用するかどうかを指定します。

有効な値はYまたはNです。デフォルトはNです。

UseSubmissionPhase

Validation Account

検証に使用する勘定科目の名前を指定します。検証に使用する勘定科目は、既存の勘定科目で、カスタム・ディメンションの[ICPTop]との有効な交差部分が必要です。

ValidationAccount

Validation Account 2 to 9

検証勘定科目は、プロセス単位を次の確認レベルに上げる前に、値がゼロに等しいことを確認するために使用されます。

たとえば、Validation Account3には送信フェーズ4のための有効な勘定科目が必要です。

ValidationAccount2 to 9

FDM Application Name

FDMアプリケーションの名前です。

FdmAppName