セキュリティに基づくメタデータのフィルタ

セキュリティに基づいてメタデータをフィルタする場合、ユーザーは、アクセス権を持つシナリオ、エンティティ、ICP、勘定科目およびカスタムの各ディメンションの要素のみを参照します。メタデータのフィルタ処理は、EnableMetadataSecurityFilteringプロパティにYを指定してアプリケーション・レベルで設定します。ユーザーが階層で表示できる要素については、セキュリティ・クラスを割り当て、セキュリティ・クラスに対するユーザー・メタデータ・アクセスを割り当てます。

ユーザーは、アクセス権を持つメンバーの親および祖先に暗黙的なアクセス権があります。暗黙的なアクセスでは、階層ツリー構造内の祖先および親を参照できますが、それらにアクセスできません。たとえば、次のツリー構造で、ツリーには親(UnitedStatesおよびImbler)および祖先(ManagementおよびRegional)が表示されていますが、ユーザーはConnecticutにのみアクセスできます。

階層内の暗黙的なセキュリティ・アクセス。