参照整合性に影響を与えるメタデータ・プロパティの変更

次の表は、ロードするメタデータ・ファイルに対してシステムが既存のデータをチェックする必要がある、メタデータ・プロパティでの特定の変更について示しています。参照整合性に影響を与えるメタデータ・プロパティのみが表にリストされています。

表39. メタデータの参照整合性チェック

ディメンションメタデータ・プロパティの変更メタデータをロードできない場合の条件

勘定科目

Is Calculated (NからY)

勘定科目に仕訳またはテンプレートが存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Is ICP (YからR)

勘定科目およびICP=<エンティティ>に仕訳またはテンプレートが存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Is ICP (YからNまたはRからN)

勘定科目およびICP <> [ICP None]に仕訳またはテンプレートが存在するかどうかがチェックされます(勘定科目は会社間勘定科目でなく、[ICP None]以外のICPメンバーが無効なため)。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Uses Line Items (YからNまたはNからY)

シナリオおよび勘定科目に標準のデータが存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

注意:

YからNの場合は、ライン・アイテムの詳細へのアクセスは許可されません。

カスタム

Is Calculated (NからY)

このカスタム・ディメンションに仕訳またはテンプレートが存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

エンティティ

Currency

<Entity Currency Adjs>または<Parent Currency Adjs>に仕訳が存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Allow Adjustments (YからN)

Allow Adjustments From Children (YからN)

Allow Adjustmentsの場合は、エンティティに<Entity Curr Adjs>または<Parent Currency Adjs>の仕訳が存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Allow Adjustments From Childrenの場合は、エンティティに[Parent Adjs]または[Contribution Adjs]の仕訳が存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Is ICP (YからN)

ICPディメンションで使用されるエンティティが仕訳内にあるかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

シナリオ

Zero View For Adjustments

シナリオに仕訳が存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

Uses Line Items

指定されたシナリオに対してこのプロパティが有効と設定された勘定科目に標準データが存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

アプリケーション

Default Value For Active

[Parent Adjs]または[Contribution Adjs]に仕訳または反復テンプレートが存在するかどうかがチェックされます。存在する場合は、メタデータはロードされません。

また、ロード・ファイルとアプリケーションのメタデータとの間の無効な視点についても確認されます。ディメンション・メンバーがロード・ファイルに存在しないがアプリケーションの仕訳に存在する場合、メタデータはロードされません。