アプリケーション・プロパティ

Performance Management Architectを使用して、Essbase (ASO)およびEssbase (BSO)アプリケーションを作成し、EssbaseおよびPlanningやProfitability and Cost Managementなどの他のアプリケーションのディメンショナリティに基づくレポートを提供します。

次の表に、Essbase (ASO)アプリケーションおよびEssbase (BSO)アプリケーションのプロパティをアルファベット順に示します。特に注記がないかぎり、プロパティは両方のアプリケーション・タイプに適用されます。ラベル列は、Performance Management Architectプロパティ・グリッドに表示される各プロパティのラベルを示します。プロパティ名列に表示される名前を使用すると、Performance Management Architectバッチ・クライアントを使用してプロパティ値を変更できます。『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Architectバッチ・クライアント・ユーザー・ガイド』を参照してください。

注意:

Essbase (ASO)はEnterprise Analyticsとも呼ばれます。Essbase (BSO)はEssbase Analyticsとも呼ばれます。

表42. Essbase (ASO)アプリケーションおよびEssbase (BSO)アプリケーションのプロパティ

Label

説明

プロパティ名

Allow Duplicates in Outline

アウトラインでの重複メンバー名を許可する場合は選択します。

デフォルトでは、Essbaseのアウトラインで、メンバー名を一意にする必要があります。既存の一意のアウトラインで重複メンバー名を許可する場合は、このオプションを選択して、重複メンバーを許可するようにアプリケーションを変換できます。アプリケーションを一度変換すると、一意に戻すことはできません。

デフォルトでは、重複メンバー名を許可するアプリケーションのすべてのディメンションでは、重複メンバー名が許可されます。重複メンバー名のアウトラインの1つ以上のディメンションで、「ディメンションで重複を許可する」オプションを選択解除し、ディメンションで一意のメンバー名を要求することもできます。

デフォルト値: False

AllowDuplicatesInOutline

Attribute Calculations Avg Name

アウトラインにおける名前の重複を避けるために、属性計算ディメンションまたはそのメンバーの名前の変更が必要になる場合があります。

必要に応じて、属性計算ディメンションの新規名前またはすべてのメンバーの新規名前を指定します。指定した名前は、レポートおよびスプレッドシートで使用されます。メンバーの機能は、メンバー名の影響を受けません。たとえば、どのような名前であってもカウントされます。

省略可能: 属性計算のAvgメンバーに新規名前を指定します。

注意:

このオプションは、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

デフォルト値: Avg

AttributeCalculationsAvgName

Attribute Calculations Boolean False Name

省略可能: ブール属性ディメンションのすべてのFALSEメンバーに対する名前を入力します。たとえば、FALSE値を持つすべてのメンバーをNoと名付けます。

デフォルト値: False

AttributeCalculationsBooleanFalseName

Attribute Calculations Boolean True Name

省略可能: ブール属性ディメンションのすべてのTRUEメンバーに対する名前を入力します。たとえば、TRUE値を持つすべてのメンバーをYesと名付けます。

デフォルト値: TRUE

AttributeCalculationsBooleanTrueName

Attribute Calculations Count Name

省略可能: 属性計算平均のCountメンバーに新規名前を指定します。

注意:

このオプションは、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

デフォルト値: Count

AttributeCalculationsCountName

Attribute Calculations Date Name

日付属性ディメンションのメンバー名のフォーマットを選択します:

  • 月が最初(mm-dd-yyyy)

  • 日が最初(dd-mm-yyyy)

デフォルト値: 月が最初

AttributeCalculationsDateName

Attribute Calculations Dimension Name

省略可能: 属性計算ディメンションに新規名前を指定します。

デフォルト値: 属性計算

AttributeCalculationsDimensionName

Attribute Calculations Max Name

省略可能: 属性計算Maxメンバーに新規名前を指定します。

注意:

このオプションは、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

デフォルト値: Max

AttributeCalculationsMaxName

Attribute Calculations Min Name

省略可能: 属性計算Minメンバーに新規名前を指定します。

注意:

このオプションは、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

デフォルト値: Min

AttributeCalculationsMinName

Attribute Calculations Range Name

属性値が数値範囲の上限または下限を指定します。たとえば、属性名1000、100000および1000000で「範囲の一番上」を選択すると、範囲は、0から1000、1001から100000、および100001から1000000になります。

次のいずれかのオプションを選択してください:

  • 範囲の一番下

  • 範囲の一番上

デフォルト値: 範囲の一番上

AttributeCalculationsRangeName

Attribute Calculations Sum Name

省略可能: 属性計算ディメンションに新規名前を指定します。

デフォルト値: Sum

AttributeCalculationsSumName

Auto Configure

ディメンションのデータ構成の疎/密をEssbaseに自動的に判断させるかどうかを指定します。

  • TRUE:Essbaseは、各ディメンションの疎/密を自動的に設定します。ディメンション・ストレージ・タイプを手動で変更できません。

  • FALSE: データ構成の疎/密を手動で変更できるようにします。

注意:

この設定は、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

デフォルト値: False

注意:

Performance Management ArchitectのAuto Configureプロパティを変更しても、Essbase内で上書きされないことがあります。EssbaseアプリケーションでDimension Storage Typeプロパティを設定する場合は、Essbaseにアプリケーションをデプロイまたは再デプロイする前に、Auto Configureプロパティ値をFALSEに設定する必要があります。

AutoConfigure

Case Sensitive

大文字と小文字を区別してメンバーを扱うかどうかが示されます。

  • このチェック・ボックスを選択した場合:

    メンバー名の大文字と小文字は区別されます。たとえば、Productとproductは区別されます。名前の大文字と小文字のみが異なるメンバーは、すべてのメンバー比較と検索操作で個別のメンバーとして扱われます。これはデフォルトです。

  • このチェック・ボックスを選択解除した場合:

    メンバー名の大文字と小文字は区別されません。

デフォルト値: TRUE

CaseSensitive

Comment

省略可能: このアプリケーションを説明するコメントを入力します。

Comment

Conversion Method

換算の計算時に使用する換算方法を選択します:

  • 乗算: メイン・データベースに保管されている現地のデータ値に、通貨データベースに格納されている換算レートを乗算します。

  • 除算(デフォルト): メイン・データベースに保管されているローカルのデータ値を、通貨データベースに保管されている換算レートで除算します。

注意:

この設定は、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

ConversionMethod

Currency Database

通貨換算の計算用にリンクする通貨データベースを選択します。現在のデータベースに通貨データベースをリンクしなければ、通貨データベースは「なし」になります。

注意:

この設定は、Essbase (BSO)アプリケーションのみに適用されます。

CurrencyDatabase

Database Name

このアプリケーションをデプロイする際に作成するマルチディメンショナル・データベースの名前を入力します。

DatabaseName

Date Format

日付フォーマットを選択します:

  • mon dd yyyy

  • month dd yyyy

  • mm/dd/yy

  • mm/dd/yyyy

  • yy.mm.dd

  • dd/mm/yy

  • dd.mm.yy

  • dd-mm-yy

  • dd month yy

  • dd mon yy

  • month dd, yy

  • mon dd, yy

  • mm-dd-yy

  • yy/mm/dd

  • yymmdd

  • dd Month yyyy

  • dd mon yyyy

  • yyyy-mm-dd

  • yyyy/mm/dd

  • 長いフォーマット

  • 短いフォーマット

日付メジャーを使用して、メンバーを日付型の値に関連付けることができます。メジャー・ディメンションの日付を処理する機能は、時間ディメンションを使用して表現するのが困難な分析のタイプで役立ちます。

アプリケーションのTyped Measure Enabledプロパティを選択してから、日付フォーマットを選択し、「日付」タイプとして定義されているメジャーを追加します。

日付値は内部的には数値として保管されますが、それらの値は、Essbaseにはフォーマットされた日付文字列としてデプロイされます。問合せされると、日付メジャーは選択された日付フォーマットに応じて表示されます。

日付フォーマットと日付メジャーの詳細は、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』を参照してください。

DateFormat

Prefix/Suffix Format

ブール、日付および数値属性ディメンションのメンバー名に、Essbaseが付加する値のソースを選択します:

  • なし: 接頭辞や接尾辞を付けずに完全なメンバー名を使用します。たとえば、6000000のようになります。

  • ディメンション: 完全なメンバー名に、属性ディメンションの名前を接頭辞または接尾辞として付加します。たとえば、Population_6000000のようになります。

  • 親: 完全なメンバー名に、親の名前を接頭辞または接尾辞として付加します。たとえば、Small_6000000のようになります。

  • 親の親: 完全なメンバー名に、親の親の名前を接頭辞または接尾辞として付加します。たとえば、Population_6000000のようになります。

  • 祖先: 完全なメンバー名に、上位世代のすべての名前を接頭辞または接尾辞として付加します。たとえば、Population_Small_6000000のようになります。

デフォルト値: なし

PrefixSuffixFormat

Prefix/Suffix Separator

区切り記号: 属性メンバー名および接頭辞または接尾辞との間に挿入する区切り記号を、次の中から選択します:

  • アンダースコア(_): たとえば、Population_Small_6000000

  • パイプ(|): たとえば、Population|Small|6000000

  • キャレット(^): たとえば、Population^Small^6000000

デフォルト値: アンダースコア(_)

PrefixSuffixSeparator

Prefix/Suffix Value

接頭辞と接尾辞のどちらを付加するかを選択します。

  • 接頭辞: 指定した接頭辞を、ブール、日付および数値属性ディメンションのメンバー名の前に付加します。たとえば、Population_6000000のようになります。「接頭辞」がデフォルト値です。

  • 接尾辞: 指定した接尾辞を、ブール、日付および数値属性ディメンションのメンバー名の後ろに付加します。たとえば、6000000_Populationのようになります。

デフォルト値: 接頭辞

PrefixSuffixValue

Typed Measure Enabled

アプリケーションで型付きメジャーを有効にする場合に選択します。

メジャーは、数値の他に、テキストや日付タイプの値にも関連付けることができます。

型付きメジャーの詳細は、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』および『Oracle Essbase Administration Servicesオンライン・ヘルプ』を参照してください。

TypedMeasureEnabled

Unicode

アプリケーションをUnicodeモードに移行するには、このチェック・ボックスを選択します。

注意!

アプリケーションをデプロイした後は、Unicodeモードの設定を元に戻せません。アプリケーションのUnicodeモードへの移行については、『Oracle Essbase Database管理者ガイド』を参照してください。

デフォルト値: False

Unicode