再利用可能なフィルタの追加

再利用可能なフィルタには、いくつかのルールがあります。

  • 再利用可能なフィルタをソース・ディメンションの既存のフィルタ条件に追加できます。既存のフィルタ条件を再利用可能なフィルタ基準と組み合せます。

  • 再利用可能なフィルタ・オブジェクトに関連付けられているディメンションを削除すると、そのオブジェクトは無効になりますが、削除されません。

  • 再利用可能なフィルタ・オブジェクトを編集する場合、変更は、データ同期オブジェクトに含まれているフィルタのすべてのインスタンスに適用されます。

  • ソース・ディメンションに関連付けられている再利用可能なフィルタ条件を編集する場合、変更はローカルでのみ適用され、再利用可能なフィルタ・オブジェクトには影響を与えません。

再利用可能なディメンション・フィルタを作成するには:

  1. 「ナビゲート」、「管理」、「データの同期」の順に選択します。

  2. 「データ・シンクロナイザ」タブが表示されている場合、「ファイル」、「新規」、「フィルタ定義」を選択します。

    フィルタ定義ウィザードが表示されます。

  3. 「フィルタ定義」の場合、次のタスクを実行します:

    1. 再利用可能なフィルタを作成するアプリケーションを選択します。

    2. ディメンション・タイプを選択します。

    3. 再利用可能なフィルタを作成するディメンションを選択します。

      注意:

      「アプリケーション」ドロップ・ダウン・リストから共有ライブラリを選択する場合、共有ディメンションを選択できます。

    4. フィルタ・タイプ(EQUAL、LIKE、またはFUNCTION)を選択します。

      注意:

      Actual; Budgetのように、各エントリをセミコロンで区切ると、複数のフィルタを作成できます。

      • EQUAL - シナリオ・ディメンションの実績などの任意の有効なメンバー。

      • LIKE - フィルタに次のようなワイルドカードを使用します:

        • 複数の文字には「*」(文字列の末尾には*ワイルドカード文字のみを使用します)

        • 単一文字には「?」

          例:

          Actua?またはAct*Actualを戻します。

          J??またはJ*は、JanJunおよびJulを戻します。

      • FUNCTION - ディメンションの基本レベル・メンバーを取得するBottomOfHierarchy()などの有効なメンバー選択関数を使用します。Performance Management Architectがサポートする関数のリストについては、データ・シンクロナイザで使用されるメンバー問合せ関数を参照してください。

    5. 「フィルタ条件」で、フィルタするメンバーを入力するか、「参照」ボタン をクリックします。

      「フィルタ条件」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    6. フィルタ条件にする複数のメンバーを選択し、「選択」ボタンをクリックします。次に、「OK」をクリックします。

      注意:

      セミコロン(;)で区切った複数のメンバーを挿入できます。たとえば、"Descendents(NetProfit);Children(Sales);NoMember"などです。

      ヒント:

      メンバーが見つからない場合、メンバー・セレクタでメンバーを検索できます。メンバー・セレクタを使用したメンバーの検索を参照してください。

  4. 「次へ」をクリックします。

  5. 「フィルタ・プロパティ」の場合、次のタスクを実行します:

    1. 再利用可能なフィルタの名前を入力します。

    2. 再利用可能なフィルタの説明を入力します。

  6. 「終了」をクリックします。

    再利用可能なフィルタを作成すると、アイコンが「データ・シンクロナイザ」タブに表示されます。フィルタのプロパティの要約(フィルタ名、作成者、およびフィルタを作成したアプリケーションとディメンションなど)がアイコンの下に表示されます。

    注意:

    データ同期定義を保存する場合、フィルタのないマップされていないソース・ディメンションがあると、これを示す情報ダイアログが表示されます。「OK」をクリックすると、タイプが[LIKE]のフィルタと基準*が、フィルタのないマップされていないすべてのソース・ディメンションに適用されます。