名前付き世代の操作(Essbase (ASO)およびEssbase (BSO)のみ)

世代とレベルは、データベース・メンバーの関係を定義する階層ツリー構造内のレイヤーです。世代は、ディメンションの最上位のメンバー(世代1)から子メンバーへと1世代ずつ下に配置されていきます。レベルは一番下のディメンション・メンバー(レベル0)から上位の親メンバーへと並べられます。

注意:

重複するメンバー名が許容されるディメンションでは、一意の世代名を使用して、階層ツリー構造内のレイヤーを識別します。

アウトライン内の世代およびレベルには、独自の名前を付けられます。名前は、世代またはレベルを説明する単語または語句です。たとえば、アウトラインのすべての市に対してCitiesという世代名を作成します。それぞれの世代またはレベルには、1つの名前のみ定義できます。定義した世代およびレベル名は、選択したディメンションのプロパティ・グリッドで表示できます。

計算スクリプトやレポート・スクリプトで、メンバー名のリスト、あるいは世代番号またはレベル番号のリストを指定する必要がある場合は、世代名やレベル名を使用します。たとえば、計算スクリプトで行う計算の範囲を、特定の世代のメンバーに限定できます。

Essbase (ASO)および(BSO)アプリケーションで、名前付き世代を作成、変更または削除できます。

名前付き世代を作成、変更または削除するには:

  1. ディメンション・ライブラリで、ディメンションまたはアプリケーション名を右クリックし、「名前付き世代」を選択します。

    「名前付き世代」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 「追加」ボタン。 をクリックして名前付き世代を追加します。続いて、「世代名」の下のセルをダブルクリックし、説明的な名前を入力します。

    たとえば、すべての北米地域で生成された売上データを後で公開するには、「地域」という世代を作成します。

  3. 「数値」列でセルをダブルクリックして、自動的に提供される数値を変更します。

    注意:

    DTSメンバーに関連付けられている数値は変更できません。

  4. 次のいずれかのオプション・タスクを実行します:

    • 「リフレッシュ」ボタン。をクリックして変更を除去し、保存済のデータに戻します。

    • 「除去」ボタンをクリックして、選択した世代を除去します。

    • 「保存」ボタン。をクリックして変更を保存し、名前付き世代の追加に進みます

  5. 「OK」をクリックします。