アプリケーションのパフォーマンスを最適化するには、次の方法を使用します:
ディメンションを密または疎として割り当てます。
ディメンションを密および疎のいずれかに割り当てると、データ取得を高速化し、メモリーおよびディスク・スペースを最小限にできます。
ディメンションにメンバーの組合せの大多数のデータ値が不足している場合、ディメンションを疎と定義します。ディメンションにメンバーの組合せの大多数のデータ値がある場合、ディメンションを密と定義します。多くの場合、密ディメンションは期間および勘定科目です。通常、期間には多くのデータが追加されていますが、勘定科目は計算が頻繁に行われるために密になっています。
Essbaseでは、少なくとも1つのディメンションを密に設定する必要があります。カスタム属性を密ディメンションに割り当てることはできません。『Oracle Hyperion Planning管理者ガイド』を参照してください。
ディメンション順序の変更
サポート詳細キャッシュにメモリーを割り当てます。『Oracle Hyperion Planning管理者ガイド』を参照してください。
Planningアプリケーションのパフォーマンスを向上させるには:
アプリケーション(最上位レベル)を右クリックし、「パフォーマンス設定」を選択します。
「プラン・タイプ・パフォーマンス設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。
プラン・タイプに属するディメンションと、プラン・タイプのディメンションの数が表示されます。アプリケーションは、5つまでのプラン・タイプを持つことができます。
アプリケーションが単一通貨で作成されている場合、HSP_Ratesディメンションは表示されません。
「密度」列のセルをダブルクリックして、次のいずれかを選択します:
疎 - メンバーの組合せの大多数のデータ値が不足しているディメンション。疎ディメンションは、使用可能なデータ位置のうち入力されている割合が小さいディメンションのことです。
密 - ディメンションのすべての組合せの中で、1つまたは複数のデータ・ポイントが占められている可能性が高いディメンションのことです。
注意! | キューブ内の少なくとも1つのディメンションを密に割り当てない場合は、アプリケーションのデプロイメントに失敗します。 |
計算するディメンションの順序を変更すると、計算時間を高速化できます。ディメンションの順序は、Essbaseデータベースの構造およびパフォーマンスにとって重要です。密ディメンションは疎ディメンションより速く計算されるため、ディメンションの順序は密の度合いが高い順にしてください。集約するディメンションは、子を親に集約して新規データを作成します。集約しないディメンションは、階層ごとに新規データを作成しません(たとえば、シナリオ・ディメンションやバージョン・ディメンションなど)。
疎ディメンションは、集約するディメンションおよび集約しないディメンションに分けて、集約するディメンションを集約しないディメンションの前に配置します。
次のガイドラインに従ってディメンションを順序付けすることにより、パフォーマンスを最適化します:
期間および勘定科目を密にします。
密ディメンションは、密の度合いが高い順に順序付けします。通常、最も密な次元が期間となり、その後に勘定科目が続きます。
疎ディメンションは、集約するディメンションおよび集約しないディメンションに分けます。集約するディメンションを集約しないディメンションの前に配置します。疎ディメンションを最大から最小の密へと並べ替えます。
をクリックして、リストでディメンションを上に移動します。
をクリックして、リストでディメンションを下に移動します。